医師以外の多くの方にとっては意外なことかもしれませんが、医師が医学部在学中に栄養について学ぶ機会は殆どありません。医師と日常一緒に働いている看護師や栄養士の方々ですら、そういったことを話すと驚かれることがあります。

病的な欠乏症(例えば、ビタミンB1欠乏→脚気、ビタミンC欠乏→壊血病、ビタミンD欠乏→くる病)程度のことは学びます。しかしながら、病気の予防として、あるいは最適な健康状態を得るためのビタミンの活用法について知る機会は皆無であるのが実情です。

このことは医師国家試験にも反映されていて、試験は朝から夕方までの9時間で丸2日間(私の時代は丸3日間!!)行われるのですが、栄養に関する出題は殆どありません。

したがって、栄養について関心のある医師は、医師になってからいろいろな文献を調べて自分で勉強することになります。

これまでに一部の医師が栄養についての知見を広めようとされてきました。医師の世界においてはまだまだメジャーではないものの、生化学的な知見を基盤とした臨床手法も蓄積されてきています。

ネットやテレビ等で世の中に栄養に関する情報が氾濫しているなかで、肝心の医師が取り残されているーそのような状態を解消するささやかな一助となればという想いでヘルス・マネジメント・クリニックは運営されています。