娘とdocomoショップに行った。
①引き落とし口座を変更したい
②電池の減りが早くなってきている、どうしたらよいか聞きたい
③保護シートがほしい
④要らないアプリを削除したい
(自分でやろうとすると、なんちゃら警告が出てきて不安になって出来ない)
どれ一つとっても、満足できる返答はなかった。
①こちらの言うことが理解されず何度もやり取りし、あげくに担当者が変わった。
そして、最後には自分でカード会社へ電話すれば良いことが判明した。
②リチウム電池だからバッテリーの交換は出来ない。
充電の回数が決まっているからという話。
(よく分からない)
昔買ったモバイルバッテリーを持っていると話したら、「持ち運び面倒ですよね!車で充電すれば良いですよ」と言われた。
(店員の主観は要らない)
結局、モバイルバッテリーの差し込み口を替えれば良いことに。
ここに至るまで何度もやり取りした。
③保護シートの在庫はないから、ネットで探してと言われた。
④要らないアプリは自分で削除しろと言われた。
娘がいたから、時々助け船を出してくれたが、とにかくこちらの話を親身になって聴くという態度ではなかった。
「おばさん、何言ってるの?」
「そんなことも知らんのか?」
と上から目線で見られている気持ちになった。
docomoショップ中津川インター店には、
神対応の「おかさん」がいる。
彼の対応が素晴らしいことは、私も夫も経験済み。
途中で「おかさん」がやってきたので、良かった!と思ったら、元の店員が「僕の客です!」みたいに(笑)
帰りに娘が言った。
「docomoとかSoftBankとかは、店頭で対応してもらえることがメリットなのに、あれなら何のメリットにもならない」
「お母さんよりわけの分からないことを言う人はきっといるだろうに、あんな態度では怒る人いっぱいいるだろうね」
そうだ!!ほんとにそうだ!!!
docomoを使って来たのは、仕事でdocomoメールを使うのが便利だったから。
でも、LINEに移行し、@yahoo.co.jpや@gmail.comが使いこなせるようになった今、docomoである必要はない。
以前は田舎にはdocomoでないと電波が届かない場所があったが、最近は電波状況もほぼ問題ないそうだ。
次に買うときは、絶対的に格安スマホにするぞ!と決意した。
たまには本の感想でも。
昨年末の『出張ブックラブ読書会~本の交換会』で、私が受け取った本をようやく読みました。
「レインツリーの国」有川浩
恋愛物語ですよ、と本を選んだ人から聞いてました。
実はこの何年か、恋愛物語には関心があまりなくて「そうかあ、恋愛ものか、文庫本だし、カバンに入れておいてどこか隙間時間に読むかな?」程度に思ってました。
本当にカバンに入れたまま2ヶ月ほどが経ってしまったのですが、
2日前に何となく読み始めたら先が気になって、あっという間に読んでしまいました。
私は割りと遅読なので、薄い文庫本でも時間がかかります。だから、2日で読めてしまったのはけっこうな早さなのです。
それだけ面白かったということです。
主人公は二十代半ばの二人。
ライトノベルのラストが10年もの間気になっていた男性「伸」が、そのライトノベルの感想を書いているサイト、「レインツリーの国」を見つけます。
そのサイトの運営をしているのが「ひとみ」という女性。
二人はメールのやり取りを始めます。
そのメールのやり取りがとても素敵なのです。
言葉を選んで使っているのが分かる。
メールだから、照れもなく、二人が「青春菌」と呼ぶ恥ずかしいようなことも送り合う。
お互いのメール文面に対して、自分の思いを丁寧に返信し合う。
昔だったら手紙のやり取り(文通)だったのでしょうが、今の時代はメール交換(メル友)。そして、それがチャットに発展します。
段々好意を持ち始めて、やがて二人はリアルに出会うことになります。
ここから先はネタバレになるので止めますが、私が何故こんなに気に入ったのか?
二人はリアルに出会った時に、あることが原因でトラブってしまうのですが、そのあと、伸がメールを送り
「これから仲良くなるためにきちんとケンカをしよう」
と提案するのです。
「仲良くなるためにきちんとケンカをする」
この発想はひとみにはありませんでした。
そして、私も60年生きてきて、そういう発想はありませんでした。
「ケンカをした結果、かえって仲良くなる」ということはありました。
雨降って地固まったというやつです。
でも、雨が降って崩れ去ったこともあったし、崩れはしないけれども地面が固まることもなかった。ぬかるんだ状態がいつまでも続いているような。
だから、崩れ去ることやぬかるみが続くことが怖くて、きちんとケンカをする=とことん言い合いをするということは、出来れば避けたいと思ってきました。
それが伸は「仲良くなるためにきちんとケンカしよう」と言い、ひとみにけっこう遠慮会釈のない言葉をメールで書きました。
それに対して、最初は怯んだものの、ひとみも思いの丈をぶつけるのです。
そのやり取りの中で、二人は今まで考えてもみなかったことを考えたり、あるいは、考えるのを避けてきたようなことにも真っ向から向き合っていくのです。
二十代の二人にとても教えられました。
他にもとても考えさせられたことがありました。(ネタバレになるので詳しくは書けませんが)
恋愛というより、純愛小説。
最後はハッピーエンド❤️
本の交換会では、必ずその人にとって必要な本が渡ります。
それを2ヶ月も経ってから実感した高木です。
また夏頃に開催したいと思っています。
昨年の本の交換会はこちら

