a-haの映画を見て改めて彼らの音楽性の高さを感じたので、今回は(一応笑)バンドのボーカル経験者として最も憧れているシンガーの一人であるモートン・ハルケットの声について記したいと思います。
a-haのボーカリスト、モートンハルケットは唯一無二と言っていい特殊な性質の持ち主です。Take on meが有名なので「ファルセットが綺麗」「声が高い」というイメージをよく持たれます。それ自体は間違いではないですが、彼の場合はしっかりとした低音に裏付けられた歌唱法なのでただ無理して高い声を出しているわけではないのです。
高音を売りにしているバンドのボーカリストはほぼ例外なく年々高い声が出にくくなり、苦労しています。(時々衰えを知らないとんでもない人はいますが😅)
モートンも00年代中期以降、張り上げた鋭い声やミドルボイスを出すことが少なくなり、現在では若い時の曲の高音部はほぼファルセットで歌っています。
しかし、ここでモートンは他のシンガーと差がつきます。彼の場合、「ああ、ここでファルセットを使うようになってしまったんだ。。」と感じさせないのです。(特に2015年以降)
それは曲の中で一番盛り上がるサビに至るまでの過程で洗練された低音、丁寧な歌い方、そして非常に完成度の高いファルセットの3点が大きいと思います。
これによって曲の序盤から辛そうに感じることもなく、サビではクオリティを下げずに一つの曲の世界を完成させます。
特にスローテンポな曲では若い時を超えているとすら思えるパフォーマンスを披露することも多く、彼の才能の高さを感じざるを得ません。
現在喉の不調によって療養をとっているようです。きっと復活し、また素晴らしい声を響かせてくれると信じています。彼の健康を願い、今回の締めとさせていただきます。
a-haのボーカリスト、モートンハルケットは唯一無二と言っていい特殊な性質の持ち主です。Take on meが有名なので「ファルセットが綺麗」「声が高い」というイメージをよく持たれます。それ自体は間違いではないですが、彼の場合はしっかりとした低音に裏付けられた歌唱法なのでただ無理して高い声を出しているわけではないのです。
高音を売りにしているバンドのボーカリストはほぼ例外なく年々高い声が出にくくなり、苦労しています。(時々衰えを知らないとんでもない人はいますが😅)
モートンも00年代中期以降、張り上げた鋭い声やミドルボイスを出すことが少なくなり、現在では若い時の曲の高音部はほぼファルセットで歌っています。
しかし、ここでモートンは他のシンガーと差がつきます。彼の場合、「ああ、ここでファルセットを使うようになってしまったんだ。。」と感じさせないのです。(特に2015年以降)
それは曲の中で一番盛り上がるサビに至るまでの過程で洗練された低音、丁寧な歌い方、そして非常に完成度の高いファルセットの3点が大きいと思います。
これによって曲の序盤から辛そうに感じることもなく、サビではクオリティを下げずに一つの曲の世界を完成させます。
特にスローテンポな曲では若い時を超えているとすら思えるパフォーマンスを披露することも多く、彼の才能の高さを感じざるを得ません。
現在喉の不調によって療養をとっているようです。きっと復活し、また素晴らしい声を響かせてくれると信じています。彼の健康を願い、今回の締めとさせていただきます。
