こんにちは!わへいです!

 

だいぶ昔の話ではあるんですが、琵琶湖を自転車で一周しようとして死にかけた話をしようと思います。

 

僕はこの経験からビジネスにおいてもっとも重要なスキルを学びました。

 

 

思い立ってしまったら仕方ない!

これは今から10年以上前のある日、まだ学生だった僕は、朝起きて思いました。

 

そうだ、琵琶湖を一周しよう!

 

と。

 

「そうだ、京都行こう」っていう有名なキャッチコピーみたいなノリで思いついてしまったんですが、済んでるのが既に京都なので、京都にはいけません(笑)

 

まずは琵琶湖のある滋賀まで移動です。

 

 

ネットで調べると、琵琶湖は一周200キロらしい。

 

「200キロってことは、時速20キロで10時間だから、途中で休憩しても1日あれば回れるんじゃね?」

 

と思ったんです。

 

(その時は)

 

「あとはパンクだけ気をつけて、修理キット持っていけば大丈夫だろ」

 

と。

 

思いついてしまったら、もうやるしかない!

 

 

完全に思いつきで、事前のトレーニングも下準備もなく、突然、琵琶湖目指して出発したわけですが・・・

 

「普通に琵琶湖をチャリで一周するだけだったら、多分、他にもやってる人いっぱいいるよな。

どうせだったら、比叡山超えて滋賀に入ったら面白いんじゃないか」

 

なんて、思ってしまったんですよね。

 

 

思いついてしまったら、もうやるしかない!(笑)

 

ケータイのルートマップ(その頃はまだガラケーでした)が示した道から外れて、比叡山を登り始めました。

 

とんでもないつづら折りの完全な山道。

 

結構、キツイ・・・

 

でも、まだ出発したばっかりなんで、まだまだ体力は残ってます。

 

 

比叡山を無事に越え、大津市に入り、そこからは琵琶湖のほとりに整備されているサイクリングロードを走りました。

 

大津市に入った時点で昼の12時を回ってたことに危険を感じるべきだったんですが、

 

「これからは平地だし余裕だぜ!」

 

などとぶっこいてました。

 

 

ちなみに琵琶湖一周はこんな感じです。

 

 

僕がどのへんを走ってるのか想像しながら読んでもらえればと思います。

 

 

余裕なんてなかった

僕は琵琶湖って湖だから、周囲はずっと平坦だと思ってたんですよ。

 

しかし、それが大きな間違いで、

 

琵琶湖の北側はかなりアップダウンがあります。

 

(いや、本当に事前に調べとけよって話なんですが・・・)

 

 

6時間以上ペダルを漕ぎ続け、しかも比叡山超えるのに体力をかなり使ってるので、既にHPは切れる寸前。

 

死亡手前で、ピコンピコン点滅してる状態です。

 

日が傾いてきたぞ

急がないと帰れない

 

泣き言言っても始まらないので、だまってペダルを回します。

 

 

で、

 

なんとか北側の山岳地帯(?)を抜けて、また平地に戻ったんですが・・・

 

ケツが痛え!!

 

 

それまで1日でそんな長距離を走ったことがないので、足が疲れることだけ考えてたんですが、

 

何時間も自転車に乗ってると、足以上にケツが痛くなります!

 

みなさん、長距離走る時はレーシングパンツ(サドルに当たる部分にクッションが入ってる)は必須です。

 

でないと、僕みたいにケツがズルムケて、サドルに腰を下ろせなくなりますよ(笑)

 

 

仕方ないので、そこから基本立ち漕ぎで進みました。

 

 

夕焼け、落日、そして・・・

なんとか、ひこにゃんで有名な彦根に到達。

 

夕焼け、すごいキレイなんだけど、まだ京都の自宅まで80キロくらいある・・・

 

日が暮れたら真っ暗な中、一人で走ることになるのか・・・

 

 

この辺りで、もうその日のうちに京都まで帰るのは諦めました。

 

今思えば、彦根で一泊しとけばよかったんですが・・・

 

「もうちょっと先まで行ってから休もう」と思っちゃったんですよね。

 

 

そして、落日。

 

暗い中、ライトを点けて、ひたすら漕ぐ

 

漕ぐ。

 

もはや、半分足の感覚がおかしくなってきてるので、逆にハイ。

 

 

近江八幡市の看板があった!

 

「ああ、市内まで行けば何か宿泊できるところあるだろ」

 

あとちょっとで、休める!!!

 

希望が見えた!!

 

 

しかし、

 

ペダルを漕ぐために、足にを動かそうとすると

 

ビクンっ

ビクンっ

 

って、足が思った通りに動かない・・・

 

あ、まずい、痙攣してる

 

ペダルを回そうとする

 

ビクンっ

 

ダメだ、完全に足が言うこと聞かない

 

 

人間の体は本当に限界を超えると

自分の意志では動かせなくなる

 

ということを知った瞬間でした。

 

 

これって、どうしたら良いんだ?

 

周りは見渡す限り、田んぼと畑しかないけど・・・

 

完全に日は暮れてるし・・・

 

進まないといけないけど、もうペダル回せないぞ

 

 

しばし考えて、決めました。

 

そうだ!寝よう!!

 

人間、寝れば回復するはず・・・!

 

もちろん、ベッドもなければ、寝袋もないので、

 

田んぼのあぜに寝っ転がりました。

 

 

30分ほど休んだでしょうか?

 

体はキツイけど、とりあえず、自転車にまたがり、ペダルに足をかけて、

 

お、こげる。

 

大丈夫だ、痙攣しない。

 

そして、瀕死の状態で近江八幡市内へ到達。

 

 

立ち寄ったコンビニの店員さんに聞きました。

 

「この辺りに何か宿泊できるようにな施設ってありますかね?ネットカフェとか」

 

「ああ、この辺りには全くないんで、草津まで行かないとダメですね

 

 

ん?

 

草津って・・・

 

まだあと30キロある!!!

 

僕が近江八幡市を嫌いになった瞬間でした。

 

(近江八幡市にお住まいの方すいません、完全な逆恨みです笑)

 

 

 

その後は、もうどこをどう走ったのかよく覚えてないんですが、なんとか、明るいエリアにたどり着き、午前4時くらいにネットカフェに転がり込んで、倒れました。

 

横になったら一瞬で意識が落ちるかと思ったんですが、意外と寝付けず、意識が途切れたのは、周りがちょっと明るくなりはじめてからでした。

 

この時、

 

人間は疲労が限界を超えると、

逆に眠れなくなる

 

ということを身を以て学びました。

(できれば、一生知りたくなかった笑)

 

 

陽光と共に

結局、3時間くらいしか寝れず、午前10時前にネットカフェを出発。

 

京都へ向かいました。

 

明るい。

 

陽の光が明るいだけでこんなに気分が上がるのか。

 

真っ暗な中、ペダルを漕ぐのとは全然、違います。

 

大津から山科に入るところでも峠を超えないといけないんですが、休んだおかげか、太陽のパワーなのか、ノンストップで超えれました。

 

 

そして、やっと自宅へ。

 

予定では昨日の夜には到着していたはずの。

 

築40年のボロアパートが桃源郷に見えました。

 

 

得た学び

今となって思えば、この琵琶湖一周で

 

限界ギリギリの状態で、

降りかかるトラブルにその場、その場で

対処しながら走り続ける

 

というビジネスで最も重要なスキル(っていうか根性w)を学んだ気がします。

 

そして、あまりに思いつきで行動しすぎると、ヤヴァイことになるんだなと。

 

事前準備も大事!

 

 

考え込んでしまって、行動できないのもダメですが、

あまりに考えなしに行動して、立ち往生するのもヤバいです。

 

ビジネスやる場合は、適度に(途中で死なない程度の)計画はして、

あとは走りながら考えるのが丁度いいです。

 

 

ペダルを漕いでる最中はどうなることかと思いましたが、

今振り返ると、重要なことを学んだ琵琶湖一周だったなと思います。

 

ではでは、今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

P.S.

 

このサイトに琵琶湖一周するのに必要な知識が解説されています。

https://www.biwako1.jp/basic

 

飲食店とかトイレの位置が分かるサイクリングマップまである・・・

僕の時代はこんな便利なサイトなかったぞ・・・

 

チャレンジする方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

そして、このサイトにも書いてあるように、1日で周るのは一切!全く!一ミリも!オススメしません!!!

 

一泊二日でゆっくりと周りましょう∠( ゚д゚)/

 

 

 

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