世界でSNSのはしりだったFrinedsterが身売り先探しを銀行に依頼した。

詳しい内容はCNETの記事 を参考に。


日本でも爆発的に人気を誇り始めているSNSの
まさに走りともいえるFriendsterが身売り先を探しています。

その原因としては同じ2002年に開設されたMySpaceの勃興にあるようです。

MySpaceは、元々ロサンゼルスの音楽業界向けのソーシャルネットワーキングサイトだったが、

間もなく14~20歳の若者向けのハブとなった。同サイトは、2年間でおよそ3300万人の会員を集めた。

2004年、MySpaceのトラフィックは前年比840%と急増した。
調査会社Nielsen/NetRatingsによると、 MySpace.comの月当たりの訪問者数は、
2004年9月の185万人から、2005年は1750万人に急増したという。



Friendsterが出てきたと当時アメリカにいたのであのときの熱狂ぶりは覚えています。

FriendsterをFriendstarとずっと勘違いしていて恥ずかしい思いをしたことも鮮明に覚えています(泣)


さてFriendsterとMyspaceですが、
Alexaで両サイトのトラフィックを比べてみると、
両社の勢いの差が明確に分かります。



FirendsterVSMyspace


これを見ると開設当初はFriendsterが圧倒的に優位に立っていましたが、
2004年の後半にMyspaceに何かが起こりとんでもなくアクセスを増やしています。
その後順調にアクセス数の伸ばし続け現在では、
もうどうしようも無いくらいの差が開いてしまっています。

2004年の後半に何があったのかはまだ調べていません。

時間があるときに検討したいと思います。


通常、SNSというのは最初にユーザーを掴んだ方が勝ちで、
後から参入した会社は不利だと思っていましたが、
サービスの内容次第では、逆転も可能ということですね。

すごく久しぶりにFriendsterに行ってみたのですが、
重いは、インターフェイスが全然進化していないし、
取り立てて新しい機能も追加されていない。
Mixiと比べるとその使いやすさの差は歴然としていました。

やはりこういったサービスを改善していくのは
日本の方が上なのかもしれません。


SNSでとの様にして収益を上げるのか?

その部分でFriendsterは回答を見つけられなかったのだろうが、
あれだけのトラフィックを集められていると収益はどうやっても稼げると思う。
広告、アフィリエイト、オークション、物販、マーケティング、人材紹介、
WEB上でさんざん語られているこれらの全てが収益源になる可能性を秘めていると思うし、
将来的には個人の趣味指向、交友関係などの情報を集められるのも大きい。

情報やコンテンツが溢れている現在、
人にとって一番重要なコンテンツは友人とのメールや会話などだと思う。
Yahooなどのポータルサイトは万人の為のポータルだけど、
SNSはMYポータル、自分の為のポータルになる可能性を秘めている。
これかの時代一人称で語れるサイトやコンテンツは強いと思う。

Friendsterよりも会員数が全然少ないMixiは既に黒字化したらしい。

Friendsterは努力と改善を怠った事で、
次世代の覇権を掴むチャンスを逃してしまったのだろう。


Myspace、調べてみます。



PS:FriendsterをMSが買収したら
   EPIC2014に近づいてちょっと嬉しい!




PPS:ソーシャルネットワーキング.jpのエントリー
    MySpaceがFriendsterを追い抜いた理由が書いていました。