個人のネット利用を監視し続けるのは大人相手でも子供相手でも不可能に近いです。

ネット利用中に利用者と同じ表示画面を眺めるようなハッキング行為は普通の人にはできませんし、技術面だけでなくプライバシーの問題などもあります。

中でも一番の問題は時間と労力です。その退屈な監視行為を誰が引き受けてくれるのでしょうか。

ネットの文章はネガティブに受け取られやすい点もいじめに拍車をかけているようです。

子供たちのやることは大人がある程度管理して間違いがないようにしてあげたいものです。

ですが、ネット利用に関しては事実上不可能に近いので学校で毎週マナーを教えるなどして子供たち自身に学んでいってもらうしかないでしょう。

特に犯罪性の高い例や、本当は匿名性が低く調べればバレることなどを教えてあげればそれほどエスカレートさせずにすむのではないでしょうか。
 

bullying-internet-approach, 2021.8.4, 評価(C)
 

目次

ネットいじめ対策も自助努力が基本

いじめのIT対策
 
 

ネットいじめ対策も自助努力が基本

子供や若い世代のいじめはIT化が進んでいて、さらに自衛隊や公安のスパイのようなプロの手法まで使われていて対応が難しいです。

親や学校が早期に発見して支援できればいいのですが、これはそもそも大人側の都合で作られた現実に合わない対策理論です。

子供のいじめは大人にバレないように隠れて行うものなので早期発見は難しいです。

大人が相談されるには日ごろから親子・学校間の信頼関係を築いておかないといけません。それが出来ていないから問題がエスカレートしやすいのが現状です。

一般的な対処法というのはいじめ問題を解決する気があるとは思えないような現実に合わない身勝手な理想論のようなものです。

それはそれで致し方ない部分もありますが、いじめでのネットの匿名性を過信した攻撃については、匿名性が高くないことを学校の現場やマスコミの事件報道で伝えていけばある程度まで防げるはずです。

基本的にはネット検索すれば何が起きているのか、どう対処すべきか分かるのではないかと思うので、まずはネット検索力を高めるのがおすすめです。

SNSを使ったいじめはサインの見抜き方などが分析されているのでそれを学ぶといいようです。

SNSなら使わなければいいだけなので下らない相手に時間を取られるよりは関わらないほうが楽です。

下らない相手との人間関係を維持しているとつまらないことになりがちなので逆に手を切るいいチャンスのように思います。

残念なことに子供のネットいじめも警察が操作しない傾向があります。

日本でも通信傍受法などで国民の通信状態を監視できるのですが、それをやらない例があります。

集団ストーカーでは警察が共謀している可能性が極めて高いので当然隠ぺいしようとするのですが、子供のいじめすら捜査しないということは、捜査関係者に根回しをしたり圧力をかけられる実力者や上級国民などの関与が疑われます。

警察が捜査しないことを前提に子供たちが犯行を続けているという可能性も十分考えられます。

残念な話ですが事実として十分ありうることなのでそういうことがあるものとして対処していくしかありません。

とはいえ、警察のような権力維持装置であっても相手が一般人であれば対処できることもあるので、一度は警察に相談するのもいいでしょう。

常識的に考えると警察から学校に連絡が行き、学校がもみけすはずなのですが、警察がネット部分だけでもまともに捜査できるならそれが一番手っ取り早いです。

とはいえ、やはり警官が子供相手に学校へ事情聴取に行くようなことは考えにくいです。

そもそもいじめがエスカレートするのは周囲に発見されにくい状態で続くことに原因があります。

ネットだとそれ以外のいじめよりもさらに発見されにくいのがより大きな問題となります。

ネットは基本的には情報交換の場となるので、いじめやその他の不正を指摘してどうあるべきかさとせる程度の思考力や論理武装しておくべきでしょう。

< 関連 >
まずはネット検索
たいていのことはすでに誰かが説明している

< 参考 >
ネットいじめ - Wikipedia
 
 

いじめのIT対策

ネット利用記録(通信データ)をすべて保存して保護者や学校だけが見られるようなシステムを作ってしまえばかなりのいじめが防止できるようになります。

人が目で確認するのは量が多すぎて無理です。

そこでITを使います。すべて監視しなくても証拠を残し後からすべて確認できるような状態を作っておくだけでかなり強い抑止力となります。

いじめに関係する子供たちとその家族、学校が連携すれば何が起きていたかは丸裸となり子供たちの行き過ぎた行為を注意することも簡単です。

「そこまでしたら監視社会そのものではないか」とも思いますが、現実の社会でもすでにそうなっている部分があります。

アメリカの公的機関であるNSAがネット上の全通信記録を保存していることが暴露されていますが他の国も似たようなことをしているはずです。

監視社会は未来のディストピアではなくすでに現実になっているのです。それを子供のうちから理解できるという点では教育上意味のあることです。

ネットの閲覧と書き込みをすべて保存して監視するという社会はとても窮屈で悪いものなのですが、現実がそうなってしまっているのでこの状態を基本と考えて対処していくしかありません。

根本的には監視社会での大衆管理方法に大衆の相互監視や大衆間の制裁などの衝突などが使われている点に問題があります。

社会システムというより権力者の統治思想により大きな問題があります。

いじめや同調圧力による大衆管理は政府が暗に推し進めている支配手法と考えられますので、政府がいじめを本気で対処する可能性は低いと考えられます。

ところが、子供たちの通信への監視は監視社会化を目指す権力者たちにとって都合がいい部分だけ受け入れられそこだけ実現していく可能性もあります。

子供の頃からネット発言を集めておけばその中には不道徳な内容も含まれているはずなので、それを悪用することでその人を一生脅し続けることができます。

この弱みを握って脅すというのは支配層が好む手法でかなり強力です。

本当に嫌な世の中だと思いますし、私がそれを望んでいるようなことはないのですが、現実がそうなってしまっていることは致し方ありません。

現実は現実として対処していくしかありません。

< 関連 >
分断統治・分割統治
人々を民族・宗教・身分などで分断・対立させ支配する方法