猫を拾った時の届出 | 大阪ねことこ

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猫を拾ったり里子に出したりしています。
増えないように、野良ちゃんは不妊手術だよ。

以前里親になっていただいた方からの相談がありました。

猫を拾ったけど、届出などはどうしたらいいのかと。
丸投げでないならアドバイスだけならできるので相談に乗っていました。



この子は大阪市上本町で人にすり寄って保護されたそうです。


警察で届出をしようとしたら、野良猫は野生生物なので拾得届は受理できないと言われ、マイクロチップの検査をしてもらっても入ってないと言われた。とのこと。

飼い主からの遺失物の届出は出ていなく、センターへの届出もないらしい。

そのまま譲渡してもいいのかとの相談。




純血種っぽいし人馴れしてるので、飼い主いないかが気になるところです。

そのまま譲渡した後に所有権で揉めるのだけは避けたいので、マイクロチップが本当に入ってないかの確認を病院などで再検査するように言ってみました。


というのも、以前スコさんを保護した時に警察はマイクロチップリーダーの取り扱いに慣れておらず、検査結果:マイクロチップなし、と伝えられたのです。

しかし猫を受け取った後、まず病院で初診した時に念のためにチップ読み込みを頼んだら入ってたことが発覚したことがあるのです。
迷子猫として警察にいたスコさん。
チップは入っていたものの、獣医師会に電話して所有者に連絡をしてもらったけど所有者に辿りつけず。
個人情報なので、連絡は全て獣医師会からしてもらいます。

考えられる可能性としては、スコさんを捨てたので、連絡をわざと避けたか、もしくは引っ越しや電話番号変更したのに登録更新をしていなかったか。
獣医師会から電話で連絡がつかず、登録住所に書面を送ったりなどしても連絡つかない。
本当に連絡不能であるかを確認する手順に1ヶ月以上かかりました。



…というような可能性もあることを伝えたところ。
再検査したらチップが入ってることがわかりました。
そして、警察に届出ができたそうです。
ひょっとしたら飼い主は探してるかもしれないし、捨てたのかもしれない。今の段階では判断できる材料がないので所有権移転が終わるまでの2週間はお家でケアしてもらうこととなります。



警察や役所は動物の取り扱いに慣れていないため、検査結果を間違えることもある。
野良猫を片っ端から拾得届を受けると業務が圧迫されるのかもしれない。
後で所有権で揉めるリスクがあるのでできるだけ受け付けてほしいけど、そこは交渉するしかない。


健康状態に関しては病院に行ったら教えてもらえるけど、届出に関してはどこに相談すればいいかわからないようでしたので、参考になればと記事にしました。





お知らせ

次回の譲渡会はキャットソシオンさんのハロウィン黒猫譲渡会です。