誤飲の恐ろしさ | 大阪ねことこ

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猫を拾ったり里子に出したりしています。
増えないように、野良ちゃんは不妊手術だよ。

先週の14日の日曜日、知り合いのTNRの現場で確保できない5兄妹がリリースになっちゃうのを引き止めて私が受け入れました。

シャーシャーしてるけど、人馴れさえできたら大丈夫だろうと引き上げ、人馴れ訓練として1匹ずつにわけて預かってもらいました。



この、キジ白さん。

日曜に確保して、木曜に嘔吐がありました。
嘔吐物にビニール袋の破片があり、食べては吐く。おそらく確保前はゴミあさりしていた子たちなので、その時の内容物が滞留してたのではないかと。

土曜にかかりつけで精密検査をし、造影剤とレントゲン、エコー、血液検査をみた。
胃の終わりから十二指腸にかけて、動きが阻害されてるポイントがある。でも完全に閉塞を起こしてはいない。

自然に流れて下から出るのを待つか、内視鏡で取るか。


内視鏡は一般病院で置いてない場合が多く、はるねの行ってた病院に翌日転院した。
その間、食べては吐いているので弱る一方。

子猫は麻酔リスクが高い。
弱ってる状態だともっと麻酔リスクが上がる。
この子は保護時900で、そこから減ってる。


手術すべきかどうか。

いきなり決断できない。

まずはしっかり検査しなおして、リスクの内容を相談するために日曜の朝に検査入院という形で検査一泊入院。現在の状態を把握するために、再度検査。
翌朝月曜の様子を聞いて、決断することに。


今朝電話で病院と相談。
やはり吐く。嘔吐物にデロデロのビニールがあり、これで出た可能性、もしくはこのまま経過観察で流れて排泄される可能性、まだ残っていて致死性か。どれも可能性はあるが、時間が経ちすぎていて、口から栄養取れない状態を長引かせるリスクと麻酔リスクを比べて、手術を決断しました。



まず、ビニールのある位置を確認するためCTを撮り、内視鏡(胃カメラで、胃の中に残留するなら少しの内容物であれば引っ張り出せる)で取れるようなら取る。ここまでの治療であれば予算は15万程度。ただし、子猫なので口も小さい。内視鏡が通らない可能性もある。
胃から先に進んでしまっていれば、内視鏡では取れないので開腹手術に切り替え、25万程度になる。猫の負担が大きく、麻酔一回でやり切らないといけない。ただし、現場判断としてこれ以上はリスクが高すぎると感じたら中止する可能性がある。


今日の夕方に手術。
リスクはわかったが様子見は死ぬ可能性が高い気がするし、もっと弱ってからの手術はリスクが上がるだけ。
決断したからには予算はなんとかするから!
うまくいってくれますように!!!!