突然の転勤から1年後副店長に昇進し、
その2年後さらにキャパの大きいスタンドで
店長になることになりました。
やっと、自分の店を持てる。
この悪しき風習から抜け出せる。
そう思った矢先、新店舗にて引き継ぎ監査が
行われました。
引き継ぎ監査とは、現店長から新店長に
店を引き継ぐ際、在庫、債権、その他顧客等の扱いなど、管理部立ち会いの元、リスト等を見て引き継ぎするのですが、もちろん現金こそ狂っていなかったものの、架空の領収書で調整して0に合わせたり、在庫も全然合わず、タイヤは80本ほど足りず、金額にして約60万円ほど。
部品総額100万円弱。実際の在庫より少ない状態でした。
ただ、前任の店長だけの責任ではなく、ずーっと前からの遺産と言う形で、ここの店舗にはずっとあって管理部も黙認してたようで、適当に合わせて報告するからってのが繰り返されて、僕も新任の店長で、わかりました。としか言えず、
スタートから雲行きの怪しい展開になりました。
この時は深く考えていませんでしたが、これがのちに大事件に繋がります。