じいちゃん

僕には、僕が3歳の頃亡くなったじいちゃんがいます。

3歳と言っても、いつも一緒にいたせいか、

どこかじいちゃんと遊んだりした記憶が薄っすらですが今でも残っていて
、時折り夢に出てきて、ため息をついてばかりの僕の肩を叩いてくれます。

僕は小さい頃、はーちゃんと呼ばれていて、

じいちゃんが、「はーちゃんはケンバンを引くのが苦手なんだね、じゃあじいちゃんと一緒に練習しようか」と僕に言うのです。

不思議と、僕はこの歳にもなってケンバンか…とかそんな気持ちは全然起きず、素直にじいちゃんと練習を始めました

初めはなかなか上手にできませんでしたが

段々と上手くできるようになって

最後は、ぎこちないですが1章節しっかりと弾けるようになりました。

するとじいちゃんが

「そう!上手くできなくても、頑張れよ!頑張ればできるようになるから!」

そういうと、どこか懐かしい景色の中にじいちゃんは消えていってしまい、

そこで目が覚めました



きっと、「ケンバン」という僕が苦手なものを文字って

「頑張れ」と伝えてくれたのかなと、僕はそう思っています。

最後に、「また来るよ」とも言っていたので、きっとまた会えるね。

ありがとうじいちゃん

俺は負けんよ!