今回のテーマはお得情報でオススメのクレジットカードをご紹介したいと思います。今の時代、クレジットカードは皆持っていると思います。クレジットカードは無料のばかりの中、敢えて今回は高額年会費のカードをオススメと言う事でご紹介したいと思います。

 

 私も昔から様々なクレジットカードを使用して来ましたが、結局、落ち着いたのがこのカードです。

 「ANAダイナースプラミアムカード」


 

このカード、正直、年会費は高いです。税込みで167,400円もします。しかも、近年、三井住友トラスト・グループの傘下に入り、サービスは改悪の連続で、ステータスカードと言う側面よりも年会費で利益を上げようと言う意図が見え見えとなり、以前に比べると魅力が大分薄れてきました。しかしながら、それでも未だに私としてはイチ押しのクレジットカードです。その理由をこれからご紹介したいと思います。

 

このカードを特にオススメするのは以下のような方々です。

・年間約500万円以上カード決済する

・飛行機での移動が多い

・特に海外旅行や出張が多い。

・高級ディナーが好き

・銀座によく行く

 

逆に言えばこれらの項目、特に上から3つに該当しない人はあまりメリットが無いのでオススメしません。また、このカード、所謂、「ブラックカード」として認識されているようですが、正直、特にこの三井住友トラスト・グループに入ってからは全く事ステータス性は無いと思います。私のイメージですが、ステータスカードと言ったらアメックスの「センチュリオン」の一択で、こちらのダイナースプレミアムは高還元率カードと言った区分になると思います。なので、ステータスカードを求める人にはあまりオススメしません。

 

 さて、お得な点を説明していきましょう!

 

①何しろ還元率が良い

 このカード、ダイナースプレミアムカードではありますが、同時に何よりもANAカードです。よく航空系のカードの還元率を比較する時、1マイル=2.5~3円とかで計算する人多いですけど、それは例えばビジネスクラスの無料航空券に交換したりした場合のレートで、それには席数の限りがあったり等の制限があり、現実的ではないので、現実的に現金換算で幾らになるのかだけに着目して比較したいと思います。

 まず、基本はダイナースプレミアムカードなので、ポイントは100円につき2ポイントつきます。これはダイナースプレミアム共通です。しかしながらここからがANAカードの強い所になります。通常のダイナースプレミアムはANAのマイルには年間80,000マイルまでしか交換できません(他の航空会社のマイルには無制限なのでANAマイルに拘り無ければただのダイナースプレミアムの方が良いと思います)。

 それに対してANAダイナースプレミアムはANAマイルへの変換が無制限になります。これは大きいです。ダイナースプレミアムの年会費は140,400円なのでダイナースプレミアムとANAダイナースプレミアムの年会費の差は27,000円差となります。この差をどう評価するか?になります。ここを検証してみます。

 ANAカードの場合、毎年の更新時、プレミアムの場合は10,000マイルのボーナスマイルがもらえます。この10,000マイルを27,000円で買った感じですかね。ただ、ANAマイレージクラブではこれをSKY COIN(ANAの決済で1コイン=1円で使える)に変換するとこのカードさえ持っていれば無条件で最大1.6倍の16,000コインと交換できます(但し、一度に交換するマイル数が50,000マイルに交換する場合)。この1.6倍ってのがポイントでして、先ほど書きましたがダイナースプレミアムは100円=2ポイント=2マイル=3.2コインとなります。即ち、ANAダイナースプレミアムは少なくとも還元率3.2%を期待出来ると言う事です。

このSKY COINで年会費をペイしようとすると、先ほどのボーナスマイルも計算に入れると年間¥4,731,250以上のカード決済で年会費=SKY COINになります。なので年間500万円程度決済があれば十分ペイはできますね。ただ、現実問題、これだけ決済するのだったら場合によっては次回以降にご紹介する高還元率カードを使えば例えば2%決済なっら10万円分のポイントですからね。どちらが良いかですね。私はかなりこのカードを重宝していますが。。。

 また、マイレージに交換すると有効期限がありますが、ダイナースプレミアムのポイントには有効期限がありません。なので、必要な時の1週間前位にマイルへ交換すれば有効期限の無いマイルみたいなものになります。公式には交換後1週間から10日位でマイルに反映されると説明を受けますが、私の経験上、実際には3日位でマイルに反映されています。

 更にダイナースプレミアムからANAマイルに変換する時ですが、手数料は何回行っても無料です。但し、マイルへ交換する時はインターネットからの交換はできません。コンシェルジュに電話する必要があります。そこが一般のマイル交換と違う所となります。

 ダイナースプレミアムにはプレミアムポイントと言う制度がありまして100ポイント=50円で翌月の決済代金と相殺する事は出来ます。ただ、この場合は還元率が1%になってしまうのであまりお得ではないですね。

 

 また、マイルとかANAの飛行機はあまり使わないよねと言う方はANAマイルに変換後、20,000マイルまでは提携パートナーのポイントに10,000マイル=10,000ポイントに変換できます。この場合、還元率は2%になりますね。

 

 これはこれでまぁお得かとは思います。または例えばディナー券とかにも変更できます。一例で言えば60,000マイルでジョエル・ロブションの2名分のディナー券に交換できます。ジョエルロブションは概ね1名30,000円位食事代はしますので、この場合は概ね還元率は2%位になるかとは思います。

 

 このようにANAダイナースプレミアムカードはANAカードとダイナースプレミアムカードの美味しいどころ取りを出来る優れたカードです。どんどん条件の切り下げは行われているものの、現状では高還元率の優れたカードであると思います。

 

②海外旅行に強い!

 ここから先はANAカードである必要は無く、単純にダイナースプレミアムカードのメリットになります。

 プレミアムカードが私のような人間に必須なのはまさに海外旅行に強いと言う点があるからです。

 特に一番重要なのは付帯保険。プレミアムカードとゴール
ドカード以下の決定的な差であるのですが、海外で病気等になった時、補償対象になるのが、ゴールドカードカードまでは殆どが当該カードで航空券を購入した場合と言う条件が付いています。しかしながらプレミアムカードになると無条件に海外での病気等は補償対象となります。これが私のように海外にいる時間の長い人間には非常に重要なポイントになります。これが無かったら本当はプレミアムカードを解約しています。私は。

 

 保険は本当に充実していると思います。ただ、これだけだったら他のカードでも同じ条件で年会費の安いカードはあります。

 故に高還元率+保険で初めてメインカードなり得るカードだと思います。

 

③高級ディナーが好き

 これはどこの会社のプレミアムカードでもあるサービスです。所謂、1名分の料金で2名食べられるサービスです。ダイナースの場合、通常のダイナースでもこのサービスはありますが、プレミアムカードでしかこのサービスを受けられないレストランもあります。この中には結構な高級レストランがありまして、このサービス使うなら年4回位ディナー行けばそれだけで年会費はペイ出来ると思います。

 

④銀座に良く行く

 私、家が銀座の近くなものでして、ダイナースの銀座ラウンジはかなり愛用しています。暇な時とか銀座にふら~っと行って、ラウンジで読書とかして帰って来たりします。

 そういう意味で、銀座に良く行く人はお得感満載です。ただ、これも旧ラウンジの時は同伴者1名まで無料だったのですが、それがなくなりました。なので、打ち合わせとかは出来なくなりましたね。まぁ、1人1000円払えば良いのですが。なんか、最近まで無料だっただけに損した気分ですよね。

 ダイナースの言い分ではサービスを充実させてと言ってますが、正直言ってサービスは変わらないです。

 

以上、このカードの優れた点を羅列しました。しかしながら、昨今、ホント、改悪だらけです。最近もまた改悪の連絡入りましたし。年会費が上がってサービス低下してプレミアムカード乱発しているんだから、正直、現時点ではまだオススメですが、そんなに遠くない将来、メインカードになり得なくなると思っています。以前は取得するのも難しかったし、年会費は今よりも安かったし、サービスは今より全然良かったし、とても良いカードだったのですけどね。残念な限りです。こんなのなら楽天とかソフトバンクとか資金力のある所に買収してもらってサービス充実させて欲しいものです。まぁ、おそらくこのカードは沈み行く船でしょう。最後の黄昏時を満喫するのも良いと思います。

 

それではこの辺で。