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香港支店🇭🇰チーフデスクの真由美です。

ワトソンズ、今年は世界で1300店開設

香港の大手コングロマリット、長江和記実業(CKハチソン・ホールディングス、長和)の李沢鉅(ビクター・リー)会長は5月31日、傘下のドラッグストアチェーン「ワトソンズ(屈臣氏)」を、今年は世界で1,300店開設する計画を明らかにした。香港では新たに70店設置する。1日付大公報などが伝えた。

香港島・セントラル(中環)の超高層オフィスビル「長江集団中心(長江センター)」に設けたコンセプトストアの開業式典で明らかにした。李沢鉅氏は5月、父親である李嘉誠氏の後を継ぎ会長に就任。開業式典の席上では、会長就任後も同社の経営戦略を大きく変える方針はないことを改めて強調した。

李会長によると、香港で展開するワトソンズでは将来的に全店舗で自動精算機を設置して従業員の負担を軽減する計画。足元の自動精算機の導入率は住宅街の店舗が全体の約15%、観光地が30%超。レジを担当していた従業員はカスタマーサービスに配置する予定で、人員削減の計画はないという。

一方、香港の住宅市場の見通しについては「価格動向は予測できないが、依然として供給不足で市場は上向き続ける」とコメント。政府に対し、土地の供給を増やすよう呼び掛けた。

イタリアの政治的混乱が同社の欧州事業に与える影響については「それぞれの地域で良い時もあれば悪い時もある。欧州全体の投資に影響を与えるとは考えていない」と述べた。

コンセプト店に無人化技術

開業したコンセプトストア「CKC18」は、「世界の美食」、「美酒」、「美容・健康」、「電子製品」の4区画に分けた。店舗面積は2万6,000平方フィート(約2,415平方メートル)を超える。

このうち美食コーナーでは8,500種類の食品を取り扱う。電子製品コーナーは最新の商品を扱うほか、エレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)の体験施設も設けた。美容・健康コーナーは無人化し、商品の2次元バーコードを読み込んだ上で、香港のスマートカード「オクトパス(八達通)」やその他の電子決済で支払うことができる仕組み。化粧品の効果を確認できるAR(拡張現実)技術も導入した。

今週も元気に😊お過ごし下さい。