キャセイパシフィック航空が機内座席数を増加
今月からキャセイパシフィック航空のBoeing(ボーイング)777-300ER(全48機)と777-300(全17機)のエコノミークラスの座席が、一列9席(3-3-3)から一列10席(3-4-3)に増席されていくようです。香港メディアSCMPは2018年の夏にかけて6機、2019年は65機全ての増席が完了する見込みだと伝えています。
一列10席となることで、座席幅は18.1インチ(約46cm)から17.2インチ(約43.7cm)、アームレスト(ひじ掛け)は2インチ(約5.1cm)から1.7インチ(約4.3cm)、通路幅は18.4インチ(約46.7cm)から17インチ(約43.2cm)へと狭くなりますが、モニター画面は9インチ(約22.9cm)から11.6インチ(約29.5cm)と大きくなり、スマートフォンやタブレットが収納できるスペースが設置されるようです。
航空や交通の専門家は「1インチ程度の差ではあまり乗客の快適さには影響しないだろう。座席増席の完了により1機につき19~40席の座席が増え、年間7億香港ドルの増益が見込まれるだろう。」とコメントをしました。
キャセイパシフィック航空は2016年に5億7500万香港ドルの赤字、2017年に12億5000万香港ドルの赤字を計上しており、従業員のリストラや幹部のボーナス支給見送りなどのコスト削減が進められていますが、座席増加による経営改善がどの程度となるのか注目されています。
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