WeLabが、仮想銀行のライセンス申請を検討
香港のフィンテック(ITを融合した金融サービス)企業WeLabが、仮想銀行(バーチャルバンク)のライセンス申請を検討している。龍沛智(サイモン・ロン)最高経営責任者(CEO)は、多くの支店を開設する必要がないことなどコスト的優位性が
香港のフィンテック(ITを融合した金融サービス)企業WeLabが、仮想銀行(バーチャルバンク)のライセンス申請を検討している。龍沛智(サイモン・ロン)最高経営責任者(CEO)は、多くの支店を開設する必要がないことなどコスト的優位性があるとみている。明報が伝えた。
香港金融管理局(HKMA)は現在、仮想銀行の認可に向けた改正ガイドラインを作成中。先に公表された改正案では、仮想銀行のライセンス発給要件として、香港に登記する企業であることや資本金が3億HKドル(約40億円)以上であることなどを求めた。
龍CEOは、「仮想銀行を始めるための技術開発コストは高いものの、開発完了後の業務コストは比較的低い。支店開設の賃料や人件費に資金を投じるのであれば、われわれは技術へ投資をしたい」とコメント。まずは、政府の政策的支援があるか、顧客に付加価値のあるサービスを提供できるかなどを検討したいと述べた。
WeLabは2013年の設立で、香港ではオンライン融資プラットフォーム「WeLend」、本土ではモバイル融資プラットフォーム「我来貸(Wolaidai)」を展開。龍CEOによると、現在は企業提携を通じて東南アジア市場に進出することを検討している。顧客ターゲットは20~35歳という。
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