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今日は、「香港の民間終身年金」についてお伝えします。
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「終身年金計画、利回り4％設定」
香港政府系の住宅ローン債権証券化会社、ホンコン・モーゲージ・コーポレーション（ＨＫＭＣ）は21日、４月に導入計画を発表した退職者向けの公的年金制度「終身年金計画」について、年金受給者の内部収益率（ＩＲＲ）を４％に設定すると発表した。これまでに発表されていた範囲の上限に当たる。
４％で計算すると、65歳で限度額いっぱいの保険料100万HKドル（約1,430万円）を支払って加入した場合、男性は月5,800HKドル、女性は5,300HKドルの年金をそれぞれ受け取ることができる。
ＨＫＭＣによると、外部の独立したコンサルタント会社に依頼していた同制度の検証作業がこのほど完了。ＨＫＭＣが同制度の設計時に実施した数理上の分析を見直し、ＨＫＭＣの分析が全体として妥当か検討していた。
ＨＫＭＣの会長を務める、香港政府の陳茂波（ポール・チャン）財政長官は、この制度は市民から広く関心を集め、提案も寄せられているとコメント。今後は、同制度の発売規模を100億HKドルから引き上げる案なども検討すると明らかにした。ＨＫＭＣの李令翔（レイモンド・リー）最高経営責任者（ＣＥＯ）は、来年半ばまでの導入を目指す方針を示した。
終身年金計画は、65歳以上の香港永久居民が加入できる。年金保険料は一括で支払い、年金は一生涯、毎月受け取ることができる仕組み。
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