
21日お彼岸の中日お墓参りの日は、天気が良く暖かったので、早めに茨城県から東京にUターンして、秋葉原からバスで清澄庭園・深川江戸資料館のある清澄白河に向かい、深川探索(拡大図)を行いました。
深川界隈には、深川不動尊と富岡八幡宮があり、ちょっと足をのばすとうそ替え神事の亀戸天神は何度か訪れているが、清澄庭園と深川江戸資料館は初めてです。
本所深川の町は、芭蕉が住み、勝海舟もいた、忠臣蔵の大舞台があり、大相撲のふるさとで、細い路地裏には多彩な伝統や文化が息づき、東京の下町のなかでは歴史を感じ、情緒豊かな何か懐かしい臭いがあり、落ち着きのある好きな町の一つです。
清澄庭園
清澄庭園は、東京都立の公園で泉水、築山、枯山水を主体にした「回遊式築山山水庭園」です。この造園手法は、江戸時代の大名庭園に用いられたものですが、明治時代の造園にも受けつがれ、清澄庭園によって近代的な完成をみたといわれています。
庭園の一部は、江戸の豪商・紀伊国屋文左衛門の屋敷跡と言い伝えられ、明治11年、岩崎弥太郎が、荒廃していたこの邸地を買い取り、明治13年に「深川親睦園」として一応の竣工をさせたが、弥太郎の亡きあとも造園工事は進められ、隅田川の水を引いた大泉水を造り、周囲には全国から取り寄せた名石を配して、明治の庭園を代表する「回遊式林泉庭園」が完成しました。(都立公園・庭園案内の清澄庭園から出典)
深川江戸資料館
深川江戸資料館は、清澄庭園から清澄通りを渡り、名物の佃煮やさんが並ぶ資料館通りの左側にあります。
深川江戸資料館は、約150年前の深川のたたずまいを、地下一階から地上二階までの三層にわたる高い吹き抜け大空間に、当時の沽券図 (こけんず)を参考に忠実に再現された資料館です。一つ一つの建物が実際の大きさに造ってあり、自由に中に入ることが出来、展示されている生活用具に触れることが出来ます。
時間によって夕方の情景を作ったり、朝になるとニワトリの鳴き声や、路地裏の猫が鳴いたりと本当に生活しているような雰囲気に構成されています。
ここでは誰でも長屋の八っあんやおかみさん、御隠居さんや番頭さんになれるんです。楽しみながら江戸の文化を学べるます。私も、すっかりと江戸町人の気分です。
深川めし
「深川めし」は、ざっくりと切った葱と生のあさりを味噌で煮込んで熱いご飯にぶっかけた漁師の知恵の一品と、もう一つ、あさりの炊き込みご飯もありますが、それは大工などの職人さんが弁当に持っていけるものをという事で、生まれたと言われています。
深川江戸資料館の前には、名物 深川めしの深川宿がありますが、昼食は済んでいますので夕飯ようにおみやげ用の「深川めし」と「あさりの佃煮」を求めて帰路につきました。
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