新年を迎えて、 

今年は年賀状が誰からも届きませんでした。

 

あれ? という思いと、

こなかった悲しみと、 

その後から「なんでこないの?」とじわじわくる怒り。

 

色んな感情が交差しました。 

 

なんだか、皆から忘れられたようにな複雑な気持ちになって、

数日はしょんぼりしてましたが、

だんだんとこの事実を受け入れられるようになり、

冷静に見れるようになりました。

 

あぁ、これは 

いわゆる「人間関係の断捨離」なのかな、 

そんなふうに感じました。 

 

表面的なつながりが、 静かに終わっていく感じ。

 

少し寂しくて、 でも、どこか納得もしていて。

 

私も、何10年も会わず、

この年賀状だけの繋がりに、疑問を感じてはいたんです。 

けれど、年に1回、

久しぶりに相手を思い出す機会だしな… 

だけど、それも年々負担にはなりつつあって。 

どうしたものかと思ってたんですよね。 

 

そんな気持ちが、現実として現れたんだなと感じました。

 

そっか… 

もう終わったらいいんだ… 

寂しいけど 、区切りをつけるといいのかもしれない。

 

あの時、その時々、

とても親しくして、楽しかった思い出があり、

年賀状を出さなくなると、それも無くなる気がして手放せなかった。

 

 一区切り、気持ちを整理したら、

なんと、今までこなかった年賀状が、

バタバタっと届いたんです。 

 

「あ、そーゆーことか」と思ったんです。

 

 

そんな中で、 小さい頃から家族ぐるみで親しくしていた 

お隣のお姉ちゃんに出した年賀状に、

 LINEでお返事が届きました。

 

お母さまを亡くされたこと、

今は介護のお仕事をされていること。 

 

メッセージを読みながら、

 胸の奥が、じんわりしてきました。

 

 私の中にあった、 小さい頃の記憶。

 おっちゃん、おばちゃん、

 一緒に過ごした時間。 

「あぁ、私はちゃんと大切にしてたんやな」 

そんな気持ちが、あとから追いかけてきました。 

 

LINEでのやり取りは近況報告で。 

でも、お姉ちゃんからのあたたかい気持ちが

いっぱい溢れてくるものでした。

 

とても懐かしくて、

幼い頃たくさん遊んでくれた

思い出がよみがえりました。

 

 仕事の休憩中に 

「癒されました」と返してくれて、忙しそうだったので、

 私は「元気でいてね」というスタンプを送りました。

 

 それで、終わり。

 

 不思議と、 

きれいに区切りがついたような感覚がありました。 

 

お姉ちゃんとのLINEでのやり取りでの終わり。

そして今年は年賀状がこなかった。私の中で一区切り付けた。断捨離という終わり。

 

じゃなくて、

最後に挨拶と私の気持ちを伝えることができて、

「ありがとう」という気持ちで

「いつも、元気でね」と終えることが出来た。

 

このまま終わるかもしれないし、

またご縁があるかもしれない。

どうなるか分からないけど、

不思議と悲しい気持ちじゃなくて。

 

「𝒔𝒆𝒆 𝒚𝒐𝒖 𝒂𝒈𝒂𝒊𝒏𓂃 」

そんな感じです。

 

 寂しさはあるけれど、 後悔はなくて、 

むしろ、あたたかさが残っています。 

 

人とのご縁って、

ずっと同じ形で続かなくてもいい。

 

役目を終えたら、

 感謝と一緒に、そっと手放してもいい。

 

こういう「静かな区切り」もあるのかもしれない。

 

 

 今年は、 そんな一年の始まりでした。

 今の私が大切にしたいのは、 数ではなく、

 ちゃんと心が行き来するつながり。 

 

そんなことを、 年賀状が届かなかったお正月と、

 一通のLINEから、教えてもらいました。