昨年の1113日に手術で直腸を切除してから今日でちょうど丸1年。

直腸のない体に生まれ変わって満一歳の誕生日です。


病名は直腸神経内分泌腫瘍で、腫瘍の場所は下部直腸と上部直腸の境目の下部直腸側で肛門から45cmのところ。

腫瘍の大きさは約15mmでした。



正確には、手術前の生検では神経内分泌腫瘍と確定診断できず「疑い」でしたが、神経内分泌腫瘍にほぼ間違いないということで手術を受けることにしました。


11/12に入院し、11/13手術、11/19に肛門の管が外されて食事開始、11/20から肛門からの排便再開、11/21にお腹の管と点滴が外され、11/24に退院でした。


手術はロボット(ダヴィンチ)支援腹腔鏡下手術(低位前方切除術)でした。

直腸は腫瘍の上側20cm、下側3cmを切除したので、ほぼ全摘でしたが、肛門括約筋は内部、外部とも温存できました。

切除した腫瘍の病理検査の結果、神経内分泌腫瘍(NET) G1TNM分類はT2,N0,M0で、リンパ管や静脈への侵襲はありませんでした。

切除した直腸を病理検査のために切り開いた写真がこれで、左下の丸いのが腫瘍です。



直腸切除に伴う合併症は、想定通り排便障害があり、それ以外に懸念された排尿障害や性機能障害は退院時からありませんでした。


日々の排便回数は、ぴよログという育児アプリで記録しました。

週毎の平均回数と、月毎の平均回数の変化はこうでした。




手術前に「手術直後は20回程度になる場合もあるが、多くの場合、術後半年から1年で34回に落ち着く」と説明を受けていた通り、7ヶ月後に平均3回程度になり、その後はほぼ横ばいです。


手術前はどちらかというと便秘がちな体質で毎日排便があったわけではないので、1日平均3回というのは大きな変化ですが、もうこの体に慣れたし、障害というほど支障は感じていません。


今週の排便記録はこうで、出てくる便もフランクフルトソーセージくらいになってきました。

退院直後は小さなかりんとうや金時豆くらいの便が突然肛門をぐいぐい押し開けるような感じで出てきて、必死にこらえながら、時には半分漏らしながらトイレに駆け込んでいましたが、今はそろそろかなと感じてからしばらく我慢できています。



今後は1年後、2年後の11月に記録してみて、もう少し減ってくれているのを期待したいです。


普段の食生活は、手術前より痩せたのでむしろジャンキーなもの・・・ラーメン、牛丼、トンカツ、ハンバーガー、アイスクリーム、シュークリームなどもよく食べてますし、今は在宅勤務が多いのでついついお菓子も食べちゃってます。


腫瘍が大きめだったので、再発・転移のリスクはそれなりにあるでしょうから、油断せず半年毎の検査で経過観察していきたいと思います。