ここ数週間前から、たまたまヤフーのホームページで

目にした被災地の犬や猫たちの現状・・・

テレビで何度か見たことはありましたが、

それを世話する団体や里親になる人たち・・・

また一時預かりをする人達・・・




その光景を何度も目にして、自分が何もできない無力さに

心を痛めていました。

本当にそれらの人たちの行動力には頭が下がります。

現地は今は、厳しい寒さが続いているようですので

ペットの様子が気になります。




そんな中でやはり、小型犬は割に早く

里親が見つかるようですね。

純血種やミックス犬でも小さくて可愛い子が

人気があるそうです。




それに比べ大型犬は、純血種であっても、

中々引き取り手がないようですね。

また猫ちゃんも、中々引き取り手が少ないみたいですが、

それでも、大型犬よりは、猫の方が世話は楽でしょうね




犬は散歩が大変ですものね・・・

私は健康だったら、大きな犬がほしいと思います。

大きな犬は利口だし、存在感もあって

飼った分、それ以上に半端なく癒されますよ。




1ヶ月くらい前だったでしょうか?




テレビ番組で福島の原発で地震後、被災して離れ離れになって

消息不明だったゴールデンレトリバー?と

ミニチュアのラッセル?ミックス小型犬かな・・・

3ヶ月?ぶりくらいに自宅に戻る許可が出て

飼い主の母子が自宅に戻った時に

二匹の犬の名前を呼ぶと





「ワンワン・・・ワンワン・・・」





と二匹が跳んできて、無事だったことが分かりました。

立派な家の飼い主の自宅・・・

その地震と原発事故で、それまでが幸せそのものだった光景が

目に浮かぶような情景でした。

私は、涙が止まりませんでした。





本当に生きててよかったね!!!





でも、飼い主の親子は、お別れして避難所へ戻らなくてはなりません

そして、犬たちはペットを世話してくれる慈善団体の所で

一時的に預かってもらって世話を受けています。

その飼い主は、家はあっても原発で戻ることができず

アパートで暮らすことになりましたが、犬と一緒に住むことは

できませんでした。





そして二度目の再会

あれから6ヶ月ぶり?かな

ペットのお世話をしている方たちが連れてきての再会の様子





二匹のペットとお母さんとその息子さん、娘さん・・・

この家族の再会を私は再び大粒の涙で見入ってしまいました。

そして一緒にいたのは5分位でしょうか?

また離れ離れに・・・





人間は、このことを理解できても、動物は理解できません

きっとこの子たちは





「お母さん・・・

お兄ちゃん・・・

お姉ちゃん・・・





どうして、僕たちを連れて行かないの?





なぜ、私たちをおいて帰るの?





僕たちもお母さんたちの家に帰りたいよ~・・・





お兄ちゃんと

お姉ちゃんと

前のように一緒に散歩に連れて行ってよ・・・





分かれるのは、寂しいよ!!!」





きっとそう言っているようでした





そのような家族・・・

または家族が消息不明・・・

家族がペットの消息が分からないままの人たち

まだ対面できていない人たちもいます。





今まで、大切にされて家族同然だったペットたち

仮設住宅に一緒に住むことができているペットもいますが、

でもそれはほんの一握りのペットたちだけです。

大抵の仮設住宅は、ダメなようです。





このことはとても残念に思っています。

たとえ動物であっても、今まで、一緒に暮らしている家族で

あったことを忘れないでほしい





あのチェルノブイリの時でさえ、ペットや家畜さえも避難し

長旅の中、保護されたのに、日本はなぜ、出来なかったの?

どうして、この日本のようにペットブームの中で

行政は守ってやれなかったの?





緊急事態だったから?





未曽有の大惨事だったから?





人間の命の方が大事だから?





避難所に動物嫌いの人がいるから?





多くの人たちは、ペットから癒されています!

言葉を話せないだけで、鋭い感性と家族の事を人間以上に

もしかしたら愛しているのかもしれない

そして家族を守る気持ちや、

ご主人様に仕えたいといった忠誠心・・・

特に犬はその点は凄いと思っています。





しかし、それとはまた違って被災した動物ではない子たちも

酷い目にあっています!

それは、残念ながら動物虐待をしている人間もいます。

あるブリーダーは、繁殖だけの目的で、散々虐待し

利用価値が無くなったら、ゴミのように捨ててしまうそうです。





絶対にしてはいけない行為です!!!

動物は、人間の言葉を話すことは、出来なくても

人間の言葉や、声のトーン、顔色、態度はよく理解できます。





同じ番組でチョコという名の虐待犬の話






この犬は、ブリーダーから虐待されていたと思われる老犬でした。

犬の種類は、ラブラブレトリバー

毛並みの色は茶色でした。

その色からチョコと名づけられたメス犬・・・






秋田県の動物保健所の殺処分対象になっていましたが、

そこの管理者のどうしても見捨てられない、

その犬の強烈な行動・・・

腰を低くして、人を極端に恐れ、服従している姿・・・

ボールを投げて遊ぼうとしても遊ばないで怯えている姿・・・





この犬は、何のために生きてきて、そして最後は

殺処分で生涯を終わらせなくてはならないのか

どうしてもその気持ちになれなくて、

どうかしてこの犬は、誰かの里親になってもらいたい

この犬を家族として迎えてもらいたい





そんな願いの中でやっと里親が見つかりました。

その家族は、2年前に交通事故で21歳の息子さんをなくされた

家族でした。





息子さんが(弟)1人いますが、お子さんを亡くしたこの家族は、

それからというもの、悲しみのために、家族で言い争いばかり

していたそうですが、これではいけないと思い

この頃チョコの事を知り、亡くなった息子さんが犬好きだった

こともあり里親として申し込むことになりました。





そして、里親となって、この子がこの家に来てからは、

家族は仲良くなり、みんなでチョコの世話をするようになりました。





母親が体調が悪くなった時に、チョコはお母さんの布団の足元に

毎日そっと静かに来て、そこに横になっていたそうです。

まるで亡くなった息子が、心配しているように

そっと見守っているように思えたそうです。




チョコは今、色々な施設の慰問を家族としているそうです。

少なくてもこの子を虐待し、見捨てて、捨てた人たちとは異なり

チョコは、その人達を恨むことなく、

人に喜ばれ、人を癒す犬として人間の喜ぶことをしているのね・・・




幸せになってよかったね・・・

でも、この子はきっと虐待されたあの恐怖は、

忘れられないと思う!!!

忘れていないと思う・・・

それでも、自分の事を優しく、愛してくれる人たちもいたことも・・・

きっと感謝し、今、平安でいる事をきっと喜んでいると思う!!!





そして





みんな ありがとう・・・






きっとそう思っているかもしれないよ。。。