自分自身の「写真の森」を逍遥します。発掘、再掲、再編しながら、なるべく現状の季節に沿った作品をお届けします。今だからこそできる「紳一俳句」の世界を、どうぞお楽しみ下さい。
まぼろしのやうに消えにし秋の蝶
季語 (三秋) 秋の蝶
おほいなる雫なりけり青瓢
季語 (初秋) 青瓢
少女らの楽隊ありぬ秋海棠
季語 (初秋) 秋海棠
公園の遊具静かに灼けてゐたり
季語 (晩夏) 灼ける
絡むべき相手のあらぬ灸花
季語 (晩夏) 灸花