新しく取り組もうと決めた自社ブランドプロジェクトも容易にはいきませんでした
どんな人に向けて、どんなシーンで、いくらくらいの価格なのか全て未経験のことでした
加えて目に見えないデザインの費用やパッケージの印刷代など経費の工面も難航しました
当初、この計画を家族会議にかけたところ反対を受けました
これまでにやったことがないと言うだけではなく、売れるのか分からない商品のパッケージに投資する余裕がないというのが主な理由です
私自身、失敗するために経費をかけるつもりはないので、どこに出しても恥ずかしくない満足のいく商品にすることが目標でした
結局、相談した結果すぐには理解が得られず最終的には個人的なポケットマネーで支払うことにして計画を進めました
計画の着手から完成まで約半年という時間をかけて出来上がったのが、オリジナルブランド第1号の「有機和紅茶 澪-mio-」です
名前は音から決めて最後に漢字を選びました
名前の由来は生産地である瑞浪=mizunamiとオリジナル=originalからそれぞれ最初の一文字を取り「mio」となりました
飲み物なので瑞々しいイメージであること、岐阜県は清流の国であること、市内の中心部を流れる土岐川(愛知に入ると庄内川)や北部を流れる木曽川のイメージにも合う「澪」の時を選びました
「澪」には水路や川の流れという意味もあります
そこから瑞浪市の特産品として市長にお墨付きをもらい徐々に認知されていきたした
今は岐阜県の特産を選ぶ「飛騨・美濃すぐれもの」にも選定され、各方面で販売もしています
今は全世界的にコロナ禍の影響を受けているめ以前のようになかなか思うようにはいっていません(2021年12月現在)
それでも想いを込めた商品が一人でも多くの方に渡るよう努力を続けています
タイトルの「超」ブラック企業から脱サラ について、今もあまり思い出したくはない記憶ではありますが、そこで得た経験は現在でも無駄ではなかったと思っています
私の場合は偶然生まれた家がお茶屋をやっていたのでその道を進むことを決めましたが、今思えばそうなるための試練立ったのかもしれません
今日は大切な節目となる日でした
新しいスタートに繋がる一歩を踏み出します
ますます努力していかなければいけないので、一人でも多くの方にご理解、ご支援頂ければ生産者として幸いに思います