「あなた・・・・・ここでなにをするつもりなんですか?」
女は答えた、「あなたとおなじよ。」
予想はしていたが、だといって このわたしにあの人を止めることは言えたもんじゃな
い。 それにあのまっすぐ見つめる目。 迷いがない。
私は思い切って「なぜ死ぬことを選んだんですか?」 ・・・・・・・聞こえただろうか。
その女にはきこえたようで 「この人生に飽きたから・・・・・」 とつぶやいた。
そして続けて、「私はすべてがうまくいってたわ」 といって、憎いように拳を
力いっぱい握りしめていた。
それのどこに死を選ぶ要素が・・・・・・優太郎はわけがわからなかった。
女は続けて、「私はね、幼い時から英才教育をうけてきたの、ひたすら勉強
の毎日、かといって友達がいないわけではなかったのよ。」
なら私よりましではないか、むしろうらやましいくらいだ。
「なら死を選ぶ理由なんて?」 優太郎はなげかけた。
「最後まで聞いて、その友達はなにが目的だったかって、ただかしこい人を
じぶんの集団にいれておきたかったの、それに私の家はそこらの家に比べたら
裕福だったから、私自身が目的でではなかったの・・・・・」
他にも深いわけがありそうだ・・・・・・ つづく