たいへんな世の中になっちゃったけどね、一応息はしている。

気にかけてくれている人がいるんだか、いないんだかわからんどもやれ書くぞ。

 

◇大腸ポリープの切除を行う

小さいやつできてた。放っておくとガン化するらしいからとったけど、知ってた? 麻酔なしなんだぜ。確かに電気を流しての切除自体は痛くもかゆくもなかった。だが、その前の筋弛緩剤の注射と腸をふくらませる作業がなかなかキツかった。そこで声を出せば鎮静剤で半ボケにしてくれたのだろうが、終始無言で身動き一つせずにいたからか、眠りますかも何も聞いてもらえず淡々と作業を進められた。そんなでヒマだし気を間際らわすために目の前のモニターで自分の内臓ガン見していたら、看護師さんに医療関係者と勘違いされた。違います言うたら強いですねと褒め(?)られた。てか、他の人そんなに騒いでるんなら私も騒いで眠りたかった。

 

◇身内に高次脳機能障害者を抱える

今年の出来事ではなくて始まりはもっと前なのだけど、障害者年金の申請を出したのは最近だから入れておく。高次脳の申立書をネットで調べるとさ、社労士が大事だ、大事だて声高に言うてる記事ばかり目につくけど、あいつら仕事獲得のためにおおげさに言ってるだけじゃろ。相手は役所なんだぜ、専門家の医者よりワイら愚民の書類を重視するなんてことは隕石が自分に衝突するくらいありえないから。申請が通るか否かは90%医者の診断書で決まると思っている。診断内容を補完する10%の書類をわざわざ金だして作ってもらうなんてブルジョワジーなことをわが一族はしない。もちろん2級で申請通った。同じ境遇の人がもしいたら、社労士に頼む前に「できない」に多くチェックを入れてくれる医者を探したほうがいいと私は思いますよ。

 

◇骨髄バンクドナー登録

今年に入って周りの人がぽつぽつ亡くなっているんだよね。だからというか、何かしたくなって。でも動物以外に金使いたくないのよ。だったら自分の身体使うしかないっしょ。酒タバコしない健康体遊ばせておくのもったいないし? 登録することで自分の価値も高まるし? 奇跡的にマッチングしたら何を成さずとも勇者になれるし! 考えを深めていったら当初の高尚な心意気からはるか遠くに着地したわけだが、登録したからには要請がきたら出動しますよ。

 

登録は献血センターでできるのだけどね、用事だけ済ませて帰ろうとしたら「登録、からの?」と期待の眼で見つめられて献血もお願いしますと、つい言ってしまった。今ってすごいんだね、帰りにおみやげ持たせてくれるし、備え付け自販機のお菓子を買うおこづかいまでくれるんだ。回数に応じた記念品の贈呈もあるんだぜ。それと、ホテル並みの丁寧なアテンドしてくれる。気まぐれの善意に対する接待が心づくしすぎて、金を使いたくないから身体を使っただけなのに、という肉体派のワイは逆に恐縮してしまった。誰でもいいから優しくされたい人、自分が大事な人間であることを忘れてしまいそうな人、とにかく疲れている人がリフレッシュするのにいい場所だと思ったよ。血とられるけど。

 

◇近隣県へ行ったときの話

コロナ禍も明けて久方ぶりに夏、ちょこっと県外行った。そんときに書いた日記をちょこっと転載する。

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朝から新幹線で一泊の出張。出張先は雨の予報。荷物になるのがいやで傘をもたずに出てきてしまった。

新幹線はいつもの繁忙ぶりをとりもどしており、早めにホームへ向かったにもかかわらず自由席の乗車口にはすでに行列ができていた。あきらかなサラリーマンのほか、帰省なのか観光なのか、大きめのキャリーバッグを持った人がよく目に付く。そのような混雑ぶりでも始発なのが幸いし、3列席の窓側を確保することができた。

乗車口を目指し足早に歩く人々や、構内のところどころに差し込んでいる強い日差しを眺めながら発車を待っていると、強い香水の匂いで鼻を殴られた。横目で確認すると、すらりとした長い脚の男性が通路側席に座っていた。よほど背が高いのだろう、ひざが前座席につくかつかないかの位置まである。服装は若い感じだがカジュアルではない。ちらと確認した限り、顔もいいようだ。早速スマホをせっせといじり始めた様子を見て、心の中で勝手にホストと命名する。見た目のよさについては様々な議論があるが、顔がいいことで許されたり優遇されたりすることだってあるわけだから、生まれながらにして人生のアドバンテージを握っていることは間違いない。座っているだけで勝者のオーラを発しているこいつは自分の価値を知っていやがるな、と勝手に決めつけ勝手にねたむ。

匂いに慣れるか、慣れないかしているうちに新幹線が発車。次の駅、次の駅にとまるたび、どやどやと人が乗り込んでくる。だが、真ん中の席は一向に埋まらなかった。ホストの長すぎる足がバリケードとなり、けだるげな雰囲気が無言の圧になっていたからだ。しかし、私は見てしまった。彼が長すぎる足をきちんとそろえ、少し斜めにして人が通れるよう配慮していたのを。何てこったバカヤロウ、第一印象がよくなかったせいか、よく考えれば何てことない当たり前の気遣いで好感度が爆上がってしまった。見た目と雰囲気で人を決めつけてはならない、そのことを目の当たりにし、大いに自省した。

降車駅までの道のりはさほど長くなく、旅路にあわせてチョイスした一冊「深夜特急」を1/4ほど読んだところで到着した。さて、降りる準備をするかと通路側に目を向けると、イスに深く沈みこみ、長い脚を投げだした姿勢で安眠するホストがいた。彼の属性が善人であることを目撃してからさほど存在を気にもしていなかったのだが、そのスキにスリープモードへ移行していたようだ。そういえば出発時にぐずっていた子どもも、いつの間にか無言になっている。子どもと同じレベルで眠るなんて可愛らしいことしたら、また好感度が上がってしまうじゃないの。まあそんなことはどうでもよくて、私はどうしてもここで降りなければならないのだよ。立ち上がり中腰で手をチョップにしつつ、すみませんと控えめに声をかける。まったくの無反応。すみません、先ほどより大きな声を出してみたものの、ホストはぴくりとも動かずバリケードは一向に解除される様子がない。さっきの足を斜めにした気遣いを早く私にもお願いしたいのだが。もたもたしているうちに駅が近づき、減速が始まった。やむをえん、ここは強行突破するしかあるまい。長い脚にどつどつと遠慮なくぶつかりつつ、私は座席をあとにした。これで彼には普通の人だと思っていたけれど顔がよくて性格もいい僕たんに嫉妬で八つ当たりするクソ意地の悪いクソババアと記憶されただろう。

駅に降り立つと、湿気を含んだ生暖かい風がまとわりついてきた。地面の様子からするに、朝方くらいに雨はやんでいたようだ。駅構内のモスバーガーで早めの昼食をすませる。バーガー、オニポテ、シェイクで990円也。いつの間にかファーストフードもぜいたく品になってしまった。食後はのんびりしていたかったが混雑してきたため、少し早めに店内をあとにする。駅から発車するバス乗り場につくと、先に2人待っていた。後ろに並ぶと、ちょうど立ち位置あたりに吐しゃ物のあとがあった。たとえ掃除がしてあっても私はこういうのが気になる人である。ツイてない。

 

◇おばあちゃん

仕事でも関係先の高齢の方がばたばた亡くなられていて、うちの高齢者が心配になったから会いに行ったんだわさ。そうしたらさ、体は大丈夫そうだったけど家が汚くて。特に天井に近いところが廃墟でしか見ないホコリのたまり方していた。もう腰が90度に曲がっているから届かないってのもあるし、視野が狭くなって気づけないってのもあると思う。人さまの家でヘタに手出しもできんしね、私も見なかったことにして帰ってきた。

 

父方のばーちゃんなんだけどさ、なかなか複雑な家庭で4人兄弟のうち、ばーちゃんの実子は末子だけなの。後妻さんなのね。だから父とも私とも血は繋がっていないんだけどさ、物心ついてから暮らすようになった父は、心からは母と思えず成長してきたらしい。私は血のつながりより過ごした時間が大事だと思っているけど、こればかりは人それぞれだからね。父は長男なんだけどさ、じーちゃん早くに亡くなってばーちゃんだけになってから、親戚から実家のことは四男にまかせて、お前は家に近づくなとさんざん言われてきたらしい。それが深層心理に深く刻まれているせいかもしれないけど、ばーちゃんのことは四男に遠慮が出て、自分は余計な手出し口出しできないのだと、このたび初めて父の本心を聞いた。あなたもいろいろあったのですねと寄り添ってはみたけどさ、四男いま県外にいるんよね。そっちに家建ててんのよ。てか県内にいるの父だけで他みんな県外出てんの。何かあったらあーたが動かなきゃならんでしょと思うんですけど、父は父で年寄りだからかたくななところもあって、難しいね。

 

◇アレってアレだったのね

先日、関西で起こったフィーバー。阪神がアレしたと言われて何でアレなのだろうと思っていたら、声に出して言うとだめなアレだったわけね。

 

◇ウンコもらす

全部じゃないよ、セーフと思ったらアウトだったって話。おろしたての下着を処分するくらいにはアウトだった。

 

◇早朝ウォーキングしているよ

だからといって痩せることはない。

 

◇ベルセルク42巻

作者本人が亡くなってから初の続刊となるわけだが、絵に違和感はない。ただ、書く人が変わっても話の進む速度はやっぱり鈍歩。執筆がご本人ではない分、話の展開が大雑把というか唐突に感じるところがあるものの、話の本筋はまっすぐでこれからも安心して読めそう。やっとキャスカを取り戻したのに、どこまで頑張ればガッツは救われるのだろうね。

 

◇最近のゲーム事情

タクティクスオウガリボーンをちまちまするくらい。あれほど遊ぼうと思っていたブルプロもスルーするくらいにはゲーム熱冷めた。最近はスマホのすみっこに追いやっていた「ほしの島のにゃんこ」を眺めて安らいでいる。

 

◇あと何だろう

メルカリに出品したCDとDVDが全部売れて異形コレクションが全部そろった、くらいか。部屋の物もだいぶ少なくなった。仕事は毎日辞めたいと思うね。辞めたいと思うのが日課になっていて本当に辞めたいのかどうかも麻痺しちゃうくらいには考えるね。結局このご時世、金のことを考えると留まらざるを得ないですから口に出して言うことはいたしませんけどね。そんで明日がまたやってきて、早く休みならないかなと今日をこなす毎日です。みなさんもそんなもんでしたら幸いです。

 

 

それではまた、気が向いたら。。。