音楽でみんなと笑顔に
かわむらピアノ教室の河邑妃和です
いつもブログをお読みいただき
ありがとうございます
大ちゃんのお話し②
発表会を聴きに来てくれた
学校の担任の先生と元担任の先生からも
「発表会でこんなに楽しそうに
ピアノ弾く人がいるんだー✨
と思ってビックリしました
本当に楽しいんだろうなっていうのが
すごく伝わってきて感動しました💕」
と言っていただけたほど
大ちゃんは、いまだに
「発表会たのしかったー!」
と言っているほど
余韻が残っているようです
お母様より
【②】
そんななか、
声に変わる感情表現の一つとして
楽器に触れてみるのはどうかと思い
ピアノ教室探しをはじめました。
物を持ったり息を吹いたりするといった
身体の負担もなく、
気持ちを表現できる楽器だと
思ったからです。
酸素吸入や気管切開など
医療的なケアがあることで
幼稚園入園だけでなく
障害児の通園施設も
門前払いになっていたため、
ピアノ教室探しもダメ元でした。
いろんな施設から拒否され、
外を歩けば好奇の目で見られたり、
逆に「見ちゃダメよ」
とお子さんに言う親御さんの声が
聞こえてくるような生活でしたが、
河邑先生は大ちゃんを見ても
びっくりしたりすることもなく
笑顔で温かく迎えてくれたのを
今でも覚えています。
そしてなにより、
音楽を楽しむ気持ち・音楽を好きな気持ちを大切にしている素敵な先生に出会えたのが本当に幸せなことだなと
今でも思っています。
知的や発達の遅れがある大ちゃんは、
人の何倍も努力しても
なかなか進めないところや
超えられない壁があります。
河邑先生は一人一人に合わせた
いろんな方法でアプローチしてくれるので物事の理解が苦手な大ちゃんでも
少しずつ少しずつ出来ることが
増えていきています。
【③】
ピアノは両手バラバラな動きをしながら
頭も働かせて演奏する楽器
だからなのも相まってか
知的な遅れはありつつも
ピアノを始めて
発達の進みがかなり良くなったように
感じました。
河邑先生は、昨日までの自分・
さっきまでの自分と比べて
ほんの少しでも
できるようになった部分を見つけて
褒めてくれるし、
それが大ちゃんに
とっても大きな自信に繋がっています。
かといって、
ここまでという限界を決めつけず
スモールステップで
本人に合わせた指導をしてくれます。
自宅でも先生の真似をして
まず褒める→
直すともっと良くなることを伝える→
最後にまた褒める、
という流れで物事を伝えるように
心がけ自己肯定感が高くなるような
向き合い方を心がけています。
大ちゃんがレッスンに通ってくる数年前
家族が呼吸器の病気を患い
酸素吸入をしていたので
それがその人の生命にとって
とても大切な営みである事を
よく知っていました
家族の病気はとても辛いことでしたが
そんな経験も、人の役に立つ事があるなんて
お母様からのメッセージを読ませていただき
とても報われたような気がしました
ありがたいことです。
つづく