ポーランド食器。



ポーランドの西部にあるボレスワヴィエツという地域で作られており、
食器は全てひとつひとつ職人さんの手描きの食器である。


電子レンジ、オーブン、食洗機OKの主婦大助かり仕様で、ポーランドといえば“ポーランド食器”と思われる方もいらっしゃるかもしれない。

日本でも百貨店などに時々置いてあるのを見かけたことがある。



ひよこよさんはモスクワ駐在の時に初めてポーランド食器というものを知り、
当時から慕っている大先人のお姉さんにおすすめのお店を紹介してもらった。


ちょうど幼かった子どもたちのプラスチック食器を処分して食器を買おうとしていた時期なのも重なりちょこちょこと集めだし、
本帰国の際は“2度と買うことはないのだから”と夫の目を盗んではカードを切りまくった。


(買いまくったことが本帰国の引越しの時に夫にバレた)




しかし蓋を開ければ2度目の駐在は、
食器の本家本元ポーランド。


そして食器の街ボレスワヴィエツで年に一度
“ポーランド食器祭り”なるものが開催されることを知ったのである。



行かねばならない。



誰に決められたことでもない。


だがこれは行かねばならない祭りであることは間違いない事実である。



祭りの開催は毎年、8月の中旬に開催される。


今年は8/13(水)〜8/17(日)の4日間。


この4日間はボレスワヴィエツが1年で1番
盛り上がり、観光客で溢れかえる期間だ。



ボレスワヴィエツの位置関係はこうである。





ほぼドイツ、ほぼチェコに位置するボレスワヴィエツはワルシャワから車で約5時間…

電車だと7時間を要する。



なので必然的に宿泊コースとなるのだが、

4月にはボレスワヴィエツの宿は全て埋まる。




ポーランド食器猛者になると、宿泊時に来年の予約をして帰るのだという。




ひよこよさんも今年は参戦したいと意気込んでいたが、4月上旬に宿探しをしたところ既に時遅しといった状態であった。



それでも根気強く探したところ、

やっと1軒見つけることができた。


しかも残り1部屋である。

そして前払い、キャンセルは不可ときたもんだ。



祭り期間中の宿は強気である。




『一生に一度やから絶対に行きたい』


と夫に頼み込み、ひよこよさんは宿の予約を入れたのである。




その宿は奇妙奇怪な出立ちをしていた。




しかしひよこよさんに選択肢はもうない。



この宿を逃すと次に空いている宿は

ボレスワヴィエツから車で1時間ほど離れた場所なのだ。



ひよこよさんはカードを切った。




そして8月中地、ボレスワヴィエツ1泊旅へと出発したのであった。



国内旅行は女ポメのおまりーもご一緒である。






どこへ行っても平面の広大な大地を車で移動すること5時間。






とりあえずチェックインをすべく、ホテルへ向かうこととなったひよこよさん一行。



チェックインをしたあとは涼しい部屋でおまりーはお留守番をしてもらい、

ひよこよさんは食器祭りに1人で行き、カードを切りまくる段取りである。




『あ、着いた。

ここ曲がったらホテルやて…』


と無事に到着したホテルがこちら。






そびえ立つピラミッド

凛々しい出立ちのスフィンクス

呆然と見上げる子どもたち




強めのエジプトテイストホテル




『いやほんまに…

ほんまにボレスワヴィエツで空いてた最後の一部屋やったんよ…』


とスフィンクスの胸内へ入ったひよこよさん一家であった。



次回、食器祭りへ。



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