グミを買ったら箱の小窓から上の部分は空で、実際には箱半分の量であったり、
逆に“ちょっとだけチョコ食べたい”と思って買ったお菓子がぱんぱんの量だったり、
長男の学校の友だちである韓国人の子が初めて我が家に遊びに来て、
浮き足立つほど嬉しくなって親御さんにお礼の手紙を頑張って書いてみたり
こんなことしか起きていない。
ブログの話にしては小さ過ぎるのだ。
夏休み中は可能な限り心穏やかに過ごしたい。
が、世界のお母さん方には夏休み中での共通のお悩みのひとつがある。
“ご飯の用意”だ。
夕飯とかぶらずに、なるべく簡単でお腹いっぱいになる昼ご飯。
出来るなら野菜もたくさん…
と悩む世のお母さんと同様に、ひよこよさんも頭を抱えている。
そこで、ひよこよさんは子どもたちに徹底していることがある。
“昼食及び夕飯についての献立を母に尋ねない”
“1日の外出などの予定を母に尋ねない”
この2点を絶対事項としている。
日本と違ってお惣菜がスーパーにあるわけではない。
冷凍物は主にポテトとピザで、
唯一あるコンビニチェーンもホットドッグと揚げ物ホットスナックを売りにしている。
デリバリーは育ち盛りの子どもたちにとっては価格の割に量が足りず、結局追加で作るしかない。
この環境下で夏休み中、
朝起きたら昼食の献立を聞かれたり、
昼食を食べながら夕食の献立を聞かれるのは非常にひよこよさんの情緒安定に関わるのだ。
『明日はどこかへ出かけ、何かするのか』
という問いも同様で、都度の問いかけがボディブローのように効いてくる。
なので、
『出かける時は出かけると母さんから言う。
何も言わないということは出かけないということである。
献立に関しても今の環境、買い物、母さんの腕によって叶えられないことがたくさんある。
母さんは下手はものは出さない。
その時に出来得る最善の方法でベストなご飯を作ることを約束しよう。
出されたものを食べる、子どもたちはそれのみである。
子どもたちよ、お互いベストを尽くそう。』
と長期期間休み前は高らかに宣言するのだ。
“今日のご飯なに?”“どこ行く?”地獄から抜け出すことは非常に大きい。
こうしてひよこよさんは情緒を保っている。
今週、ひよこよさんの母がひとりでワルシャワへ来る。
ひとりで飛行機に乗ることも、ひとりで非英語圏の国へ来ることも初めての母が勇気を出してワルシャワへやってくる。
長野の山深い所で日々ぐりとぐらのような生活をしながら、
ポ語の“こんにちは”と“ありがとう”と“お願いします”の3語を、散歩中に一生懸命覚えた頑張り屋の母がやってくる。
子どもたちへお土産のポケモンカードを買うため、長野にある方々のコンビニに問い合わせて車で遠くまで買いに行ってくれた優しい母がやってくる。
ワルシャワ空港のWi-Fiの繋ぎ方を教えたら、
『日本から繋いでいいのか』
と聞いてきた可愛い母がやってくる。
嬉しい。
親孝行したい。
楽しみである。
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