最後に美容院へ行ったのは去年の7月のこと。
ポーランドへ引っ越す前に20年お世話になっている美容院へ行ったのが最後になる。
ひよこよさんは髪が長い。
若い頃は前髪ぱっつんボブを常としていたが、
短いボブは定期的なお手入れが必要となる。
長い髪は縛り倒してしまえば形になるので、
日本の美容院へ行けない駐在中は否が応でも髪は長くなる。
なのでひよこよさん的にボブは不向きとして
“いよいよ駐在が近いやも知らぬ”と思い始めた頃から伸ばし始めて現在にいたる。
しかし今や平成の歌姫、浜崎あゆみが世に巻き起こした白あゆ黒あゆ論争の時くらいに髪が長い。
モスクワの時は自分で毛先を切っていた。
何なら旦那や子どもたち家族全員の散髪も担っており、プロでもないひよこよさんは
『わりぃ、
今月もミステリーサークルを頭に作ってしもうて…』
と月1で旦那に謝っていた。
しかしポーランドには
日本人男性の美容師さんがいらっしゃる。
豆鉄砲を食らってなんぼのひよこよさんが裕福な話を載せていいものか迷いに迷ったが、
たまには情報も入れたいと尻に毛が生えた程度のジャーナリズム精神でここに綴りたい。
美容師の方は街のサロンを間借りしており、
個人的に予約を取ってから来店。
(この熊の置物が好き)
今回はカラーとカットを所望。
美容院は人気なようで、開店時間になると続々とお客さんがいらっしゃっていた。
驚いたのは何をするにせよ、タオルを使わないということである。
切った髪が入らないように服に挟むのも
シャンプー後に髪を拭くのも、全てキッチンペーパーのような紙で行うのだ。
美容師さんに伺ったところ、ポーランドではこの紙拭きが一般的なのだという。
“タオルを洗濯する仕事を増やしたくない”
ということが理由であるらしいが、
これもエコやSDGsに積極的なポーランドが度々見せる謎の1つといえよう。
ひよこよさんは美容師さんに犬が好きであるという話をしていた。
すると、
『じゃあもう少しでオーナーが出勤するんですけど、喜ばれると思いますよ』
と話す美容師さん。
それからしばらくすると
サモエド同伴オーナーご出勤
オーナーは毎日愛娘のサモエドと出勤し、美容院内を自由にさせているのだという。
サモエドもとても人懐こく、誰にでも擦り寄っていく。
全身タトゥーの筋肉爆発オーナーが仕事をしている横で、お客の子どものお相手をするサモエド。
夢のような美容院である。
勿論であるがカットもカラーも大満足仕上がりである。
ちなみにお値段420ズロチ(約16,000円)
しかしサモエド常在というお値段以上の付加価値がある。
皆さん、ぜひサモエド美容院へ。
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