旅行後の毎度お馴染み、土産物の話である。
毎回同じ話で申し訳ないが、ひよこよさんが海外で必ず買うお土産は
*マグネット
*スタバのご当地タンブラー
である。
しかしカイロ国際空港の出口にあったスタバへ立ち寄った際に、タンブラーがあるか尋ねてみたが『ない』という。
その時、国の玄関口である国際空港にタンブラーがないことを不思議に思った。
その後も数少ないスタバを探して歩き、
ようやく辿り着いた店舗にもエジプトタンブラーは置いていなかった。
店員さんに聞いてみたところ、
2年前にスタバとエジプトの拠ない事情でご当地タンブラーが生産中止になったのだという。
そんなことあるのだろうか。
普通の、季節もの的なタンブラーは並んでいるのにご当地シリーズだけ生産中止になるなど。
本当かどうかも定かではないが、
そう言われてしまったのだから仕方がない。
ただひとつ驚いたことは、
ひよこよさんが旅行に行った時はエジプトポンドが暴落しており、
アイスラテのベンティサイズ(LLサイズ)が100EGP、すなわち300円というとんでもない安さであった。
2024年末の1EGPは日本円で3円である。
同じ2024年の9月では5円であり、
15年前は15円であったEGPが3円まで落ちているのだ。
おそらく現時点ではベンティサイズ世界最安値のスタバであろう。
話は変わるが、
カイロはスーパーが驚くほど少なく、路面店にひしめき合うのは個人商店である。
どの個人商店もスナック菓子とコーラを店先に並べ、エジプトの人はスナック菓子を食べていることがとても多い。
このような個人商店がとにかく多い。
色々不慣れなひよこよさんはマイフレンド注意報が発令しっぱなしで、個人商店ではゆっくり買い物ができなかった。
なのでフルガダでようやく見つけた大きなスーパーで買い物をした。
ひよこよさんの探し物はターメイヤ作りに欠かせない乾燥そら豆である。
ちなみにスーパーで探し物をしていると、
毎度お馴染み、純粋な親切or有料の親切か分からないヘラヘラおじさんが度々現れ話しかけてくる。
執拗についてくるヘラヘラおじさんを、
早歩きで巧妙にまきながら買い物をせねばならなかった。
探し物を見つけたら歩く速度を緩めず、
マラソンの給水のようにして棚から取ってカゴ入れる。
常に競歩のスピードで動いてなければヘラヘラおじさんに見つかるリスクが高まるのだ。
あのヘラヘラおじさん何やねん
乾燥豆はひよこ豆やインゲン豆など多種多様なものが並んでいた。
その中から明らかに“ターメイヤ用”と言わんばかりの写真が載っている乾燥そら豆を購入。
500gで300円前後であったかと思う。
その隣にある小さなボトルは“タヒーナ”という。
ゴマのペースト、練りごまである。
エジプトでは練りごまをソース代わりに使うなど非常にポピュラーなものであるらしい。
ポーランドのアジア食品店でも見つけられていない練りごまをエジプトで購入。
これで担々麺にコクが出せると思うと小躍りものである。
ところで、前回マイフレンド男のターメイヤを作った話。
しかし結果はサーターアンダギーターメイヤになってしまったことに、自分の中で到底納得がいかず再度チャレンジしてみた。
前回は
*乾燥そら豆
*イタリアンパセリ
*にんにく
*卵
*玉ねぎor長ネギ
を入れたが、
塩味があまりなかったこと
にんにくが足りなかったこと
パセリ感が強かった
サーターアンダギーになった
という反省点丸出しとなったことを踏まえ、
塩を増やす
にんにくは引くほど入れる
パセリを減らし、青ネギを入れる
卵などのつなぎは入れない
という思い切った構造改革をして臨むことにした。
*乾燥そら豆
*イタリアンパセリ
*青ネギ
*にんにく
*塩
この面目でフードプロセッサーを回しまくった。
にんにくは前回2片だったのに対し、大きめを6片…さらに
“もう今日誰とも話さん”
という覚悟と共に追いガーリックパウダーまで入れた。
塩も小さじ2ほど入れた。
卵無しでのフードプロセッサーではこの荒さが限界なので、すくいやすいように2/3を取り分けてブレンダーをかけて滑らかに。
すると卵を入れずとも滑らかになり、
揚げやすいもったり感となった。
そして揚げてみたところ、
この仕上がりに。
上が前回、下が今回である。
青ネギ効果で緑が鮮やかとなり、
卵を入れていないおかげで表面は上顎がやられんばかりにカリカリとなった。
そしてにんにくのパンチ力、
塩味も含めて完全なマイフレンド男のターメイヤが再現されたのである。
マイフレンド男のターメイヤと比べても色味も遜色ない。
めちゃくちゃ美味しかった。
口臭すごいけど
イタリアンパセリは手に入らなければ、
青ネギの青多めで代用してもいい。
一度全ネギで作ったが味の変化はほぼなかった。
これにて長きにわたったエジプト編が終了。
こんなに旅行記を書くとは思わなかったが、
今まで行った国の中で色んな意味を含めて勉強になった国であった。
次回から豆鉄砲が薄く感じる国、ポーランドの話へと戻りますがよろしくおねしゃす。
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