エジプトのタクシー事情について話そう。


タクシーは今回の旅行で精神力を削られたことのひとつである。



『タクシーどうや?』
と道を歩いているだけで100万回ほど客引きに声を掛けられるのがエジプト。


ホテルから外に出た瞬間に四方八方から声が掛かる。



基本エジプトのタクシーは交渉制である。




このように白くて白黒ライン模様が付いたタクシーはメーターを搭載している車も多いようであるが、それでも交渉している現地人を何度も見かけた。

さらにトランクに荷物を入れようとすると追加料金を言い渡されたりとハードルは高い。




トラブルをとにかく回避するためにもおすすめなのは先日もご紹介した通り、Uber。


Uberは交渉の必要がないので安心といえる。


スフィンクスやピラミッドがある観光都市のギザでUberを使ったが、
それでもなかなか捕まらなかったのが難点。

まだまだ交渉タクシーが主流のエジプトではUber数が少ないのだと思われる。


もうひとつアプリで“Careem”なるものがあるのだが、エジプトの電話番号が必要となるためこちらは割愛。




さらにエジプトはまだまだ現金が主流の国で、とにかく現金払いを求められる。


タクシーに乗ると『現金で払えないか』と度々聞かれた。
すでにクレジット払いにしていると告げても、どうにかして現金にしてくれという。


さらにUberでタクシーを待っている間、
運転手からチャットが来ることがある。


それが、

『現金払いで、○$にしろ』

というものだった。



現在エジプトは観光客からすれば物価安なのであるが、現地の人からすればとにかく現金が手元に欲しいのだろう。

それは十分に理解出来る。


しかしクレジット払いで了承したと見せかけて、現金払いで5倍の料金をUberのチャットで要求してくるのだ。


そして
『現金を待ち合わせていない』
というと即座に運転手から一方的にキャンセルされてしまう。


さらにトラブル回避のためのUberであるが、
クレジット払いで乗せてくれても降車予定地から5mでも離れるとチップを求められた。



なのでとにかくタクシーを捕まえるのが大変であった。



さらにフルガダのホテルを出て、徒歩3分のお店まで歩こうとした時のことである。




即座にタクシーの客引きに声を掛けられた。


『目の前の店へ行くだけやから』

と返すと

『あの店閉まってるで!
閉店や!
今日はやってないから、違う店へ連れて行ったるわ!』

と数人の客引き全員に返された。



店は閉まっていない。
ごりごりに営業中である。




堂々と嘘をついて自分の車に乗せようとすることに心から驚いた。



なのでたまにUberで現金もチップも求めてこない、ちゃんとクレジット決済で乗せてくれる車に当たると

『なんて良い運転手なんや』

と感動さえ覚える。

そういう人には言われずともチップを上乗せしたいというもの。



『嘘をつかれると悲しいやな』

とホテルの部屋に帰るや否や、今度はチャイムが鳴った。



『サービスやで』

と従業員のおじさんが手渡ししてきたのが




1Lりんごジュースと
大量の果物




もはやチンパンジーの量である。



急なよく分からない親切に、
念のため何を言われてもいいように手をつけず丸1日冷蔵庫に入れておいた。


しかしその後も何も言われることはなく、
果物は傷んでいきそうなので家族の誰も食べない果物をチンパンジー化したひよこよさんが全て平らげた。



親切と不親切の狭間を過ごす1週間。


エジプトという国がよく分からないまま旅行が終わろうとしていたのである。



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