向かって右側に“T-shirt”と掲げられているのがお分かりだろうか。
そのお店を通りかかった時、
『マイフレンド!
お土産にTシャツ見てや!』
と店員に声を掛けられた。
即座にマイフレンド注意報は発令したが、
エジプト綿はきちんとしたものならばとても質が良いものである。
パジャマにしたらもれなく良い睡眠の質もやってくるかもしれない。
ここは5年間着ている夏のパジャマを変える良いチャンスかもと思い、店に入ってみた。
やってまんな
ラコステなどのカジュアルブランドに始まり、
GUCCIやPRADA、BALENCIAGAなどのハイブランドは勿論のこと、
MONCLERまでバキバキに揃っている。
いわゆる、“お宅やってますね”系の店であった。
カジュアルブランドのものであれば約600円という値段で売られている。
この堂々たる店構えと膨大な品数に圧倒されてしまった。
あまりの量に本当にあるデザインを模しているのかさえ分からない。
『結構昔に買ったデザインやで』
と着ている人に言われたらその通りと思ってしまうし、
そもそも知人が着ていたとしても偽物か本物かなど疑うことはまずないだろう。
そして驚くべきことに、
この店舗に大型バスが停まるや否や大勢の欧米人たちが買い物をしていくのだ。
ツアーの一環として訪れるのだそう。
『マイフレンド、2階も見てや』
と言われて、怖いもの見たさで階段を上がった。
ごっついやん
ハイブランドを模したバッグが所狭しと並べられていた。
ここまで来ると面白さが勝ってくる。
何の気なしに夫が偽NIKEのエアフォース1を手に取って見ていると、日本で売られている正規品とほぼ同じ値段であった。
『マイフレンド、この靴はベトナム製で質が良いんや。
ベトナム製はこの界隈でも高いで。』
とマイフレンド店員に言われた。
しかしどんなに質が良くても偽物は偽物。
それに手を出したいとは思わない。
マイフレンド店員に色々勧められるものの、
“いらぬ知らぬ存ぜぬ”で通し切った。
しかし旦那が偽物界隈ではデザインが非常に大人しめのGUCCIのTシャツを胸に当てた瞬間、
一瞬の隙をついてマイフレンド店員が
『マイフレンド!試着室へ!』
と夫を押し込んだ。
着ない訳にもいかなくなった夫が試着室で仕方なく着替えて出てきた。
あまりの生地の薄さに乳首が透けている。
もう胸元のロゴが乳首で
“GUCCCCI”
に見えて仕方ない。
やっぱり偽物は偽物という結論にいたり、
その店を後にしたひよこよさん夫婦であった。
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【おまけ】
2日目のベッドメイキングは大白鳥。
何で布がそんなに言うこと聞くん?
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