これがSUSHIである。
そしてこの色とりどりのSUSHIは日本食レストランの“日本の寿司”として存在しているのだ。
もちろん握りを置いている店もあるが、サーモン1貫800円ほどという高嶺の花価格である。
しかし誤解しないでいただきたいことは、
ひよこよさんはこの海外SUSHIが好きだということである。
モスクワの時も非常に好んで買いに行っていた。
もう何が何だか分からない、
マヨネーズなのかチーズなのかさえ分からない白やピンク色のソースが太巻きに盛られているSUSHIを家族でただ1人ご機嫌で食べていた。
その多種多様な海外SUSHIの中でも、ひよこよさんが好きであったのが
揚げ太巻きである
*海苔
*酢飯
*細長たくあん
*細く切った卵焼き
*アボカド
*塩抜きしたスモークサーモン
*チーズ
生のサーモンは手に入りにくい上に、
“寿司用”として魚屋さんで売っている生のものはひと柵1万円ほどしてしまう。
なのでサラダ用のスモークサーモンを塩抜きして塩気を和らげた。
ひよこよさんの、自分だけで食べるお昼ご飯なのでこれでよいのだ。
チーズはクリームチーズなどというお洒落さんなものは持ち合わせていなく、モッツァレラでよしとした。
こんな風に材料を置いて巻く
ごっつい上手くできた
上手く巻けた太巻きを見て、静かに躊躇した
『もうこのままでええやん
十分立派なカルフォルニアロールやんか
太巻きを揚げるて…
寿司女のプライドどこいったんや
保て、寿司の国から来たというプライドを
わざわざフライパン出して…
バット出して油切りの網出して…
洗いもの増やして…
そのために油注いでカロリーも注ぐってか?
どういうことやねん』
しかしその5秒後、揚げていた。
やると決めたらやり切る。
魂などすぐにでも売り払う、プライドなどない女がひよこよさんである。
パン粉はお面倒さんやったので、天ぷらにした。
寿司を裏切り、SUSHIに魂を売った女が揚げ太巻きを完成させた。
ひよこよさんは思う。
海外SUSHIに合うのはしょっぱい醤油ではなく、九州の醤油のような甘めの醤油であると。
ちなみにモスクワのSUSHIについてくる醤油は全て甘めであった。
出来上がりもいい。
表面だけ軽く揚げたので、中はほんのり温かいがチーズは溶けてる。
揚げSUSHIとして遜色ない。
これはこれでいい。
家族には受け入れられないひよこよさんの実験飯。
また再現した時にはご披露したい。
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