ずっと投稿しようか迷っていた話がある。



少し書いては下書きに保存し、世に晒していいものかと悩んできた話なのだ。




非常にひよこよさんの個人的過ぎる話であるし、知人友人に加え義両親もこのブログを読んでいるので躊躇していた部分もある。


『この話を載せて翌日フォロワーさんが0やったらどうしよう』
と不安にもなっている。


しかしこの悩みをネットで検索せど同じような話は見つからないために解消されず、現在に至っているのだ。



もしかしたらひよこよさんの数少ない、
希少な読者さんがその道の大博士かもしれない。
そして『ぜひ論文の材料としてご協力を』と声をかけてくれるかもしれない。


そんな一縷過ぎる可能性に賭けて、ひよこよさんは今日ここに悩みをぶちまけよう。





ひよこよさん、
異様に毛が生えてきた問題。





『何を毛ぐらい…』

と思ったそこのあなた。



あなたはご経験ございますでしょうか。



週に一度、耳たぶの毛を剃らねばならないくらいに毛が生えたことのご経験が。




39歳の気持ちうら若き女性が一生残るネット媒体でこの話を告白する勇気をまず、讃えてほしい。




今後この記事を読んでひよこよさんに会う人は

『あぁ…毛が異様に生えてる人なんやな』

と思われるのだ。


その犠牲をはらう心意気は讃えられるに相応しいと思いたい。




まず前提としてお話したいことは、
今までの人生、ひよこよさんは“体毛の薄い人”として暮らしてきたということである。



毛に対しての悩みはない人生をおくってきた。

首から下は夏に数回処理すれば問題ないくらいだったという前提のもと、この話を読み進めてほしい。




ポーランドに越して1ヶ月ほど経ったある日、
鏡の前に立つと何となく顔がくすんでいた。


何だか、何かが違うのは分かるが顔色が悪いのとは違う。


青白いとかそういう顔色ではなくて、全体的に暗い印象だった。




しかしポーランドへの引越し、環境の変化や航空便と船便の荷解きなど疲れるのも無理はない。

それに子どもたちの夏休みに付き合って日焼けもしている。


疲れが一気に顔に出たのだと、化粧水にビタミンCを加えてくすみ対策を取っていたが回復の兆しがなかった。



そして
『最近化粧のノリも悪いな』
と間近も間近で自分の顔を鏡で見た時である。





びっしりと産毛が生えていた。


しかも目の真下、本当に目の下のくまがある辺りから顎の下までである。



全身鳥肌が立ち、背中から冷や汗が垂れた。


もう爪先で摘もうと思えば引っ張れるくらいの産毛が生えている。


そして耳たぶまで広がり、同じような有様である。



なぜこんなことに、と動揺が止まらなかった。

化粧が乗らないわけである。



化粧どころの話ではない、
よくよく見れば手も足も思春期真っ只中のように生えている。




理由はなんだろう。

ポーランドの水か、食べ物か。



寝食を共にする夫と子どもたちはどうなのか。


しかし夫は元からごりごりのごりであるし、
子どもたちも年齢的に第二次性徴期を迎えているため生えていてもおかしくはない。


比較のしようがなく、途方に暮れた。




今後はこのまま生えてくるのか。
日本で暮らせばまた元に戻るのか。


日本に戻れば元通りなのかもしれないが、
今はその選択肢はない。




このまま全身の毛が伸びてきたらどうしよう。


このまま毛が全身を覆って、毛むくじゃらのイエティになってしまったら。




嫁がイエティだと夫は、
母がイエティだと子どもたちはどう思うだろうか。




『パン、あとひとつ余ってるで。

食べるやろ?』


とパンを渡す姿がイエティだったら。





『もう起きる時間やで。

トイレ行って朝ご飯食べちゃいな。』


と子どもたちを起こす様がイエティだったら。





『あんたたちいつまで起きてるんや。

明日の朝起きれんくなっても知らんで。』


と子どもたちに就寝を促す様がイエティだったら。





『ええか、

もし理不尽にいじめられたらとりあえず鼻パンしぃや。

そのことで何か先生に言われたら父さんと母さんがすぐに出てったるわ。』


と我が子に鼻パンを教える様がイエティだったら。





母が、嫁がこんなイエティの姿になったらどうしたらいいのか。



海外の水質は硬質であるから、逆に『毛が抜けやすくなった』という話はよく聞く。
また欧州の人が髪を毎日洗わない理由も上記の理由がひとつだという。



しかし逆に生えてきた。


おでこの生え際も『おでこなど無くしてしまえ』と言わんばかりの頑張りようである。


顔剃りなど今までしたこともない。
ましてや耳たぶの毛を剃る話など聞いたこともない。


それでも今は何となく日本からの荷物に入れてきた100均の眉毛剃りの剃刀がひよこよさんを支えている。


ネットによれば“顔剃りの頻度は3週間に一度”となっていたが、3週間もイエティは待ってくれない気がする。



『毛が抜け落ちるよりええやろ』

と夫は前向きなことを言ってくれるが、それを前向きと捉えるのが難しいほどのイエティである。


剛毛な人生を歩んできたのであればまだしも、
どちらかといえば薄毛の人生を歩んできた身にはこの変化は精神的にも厳しく感じる。



ただ、

ただ唯一の利点もある。



まつ毛が異様に長くなったことである。


まつ毛エクステをしたかのような量と長さを手に入れた。



それは大変ありがたい。

まつ毛は何もせずともばさばさであるが、
その他がイエティではどうしようもない。



39歳を迎えて増毛に悩むなど思ってもみなかった。


『これから冬だし暖かいかも』
と自分を慰める他ない。


ひよこよさん改めてイエティさんと呼ばれても不思議ではないこの現象。


ご存知の方はおられないであろうか。



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