そのWedelが経営しているカフェへ友人と行ってきた。
ワルシャワで知り合った若き友人は、花の妖精かと見間違えるほどの可憐さである。
そんな友人と一緒であれば、ぽそぽそしたひよこよさんもこの荘厳なWedelカフェに入ることを許してもらえよう。
何てこった、中も荘厳である。
時間は平日の11時半、時間が早かったのもあり席は少し余裕があった。
メニューは勿論チョコレート関連がほとんどであるが、種類はバラエティに飛んでいる。
甘いクレープやケーキもあるが、サンドイッチ系も置いていてくれてありがたい。
ひよこよさんは友人の花の妖精に
『歯の間にプルドポーク(豚肉を細かく割いたもの)が挟まってるのが見えたら必ず指摘してや』
とお願いしてサンドイッチと塩キャラメルチョコラテを頼んだ。
ごっつい甘いラテを片手に、ごっついプルドポークが歯に挟まるサンドイッチを食べた。
サイズ感はお上品サイズ。
かれこれ4時間ほど話しており、ひよこよさんはお手洗いに向かった。
そしてそのドアの前で立ち止まったのである。
いわゆる“男”•“女”の表示がないのだ。
あるのは○と、
▽である。
はてこれは。
どちらが男でどちらが女なのか。
○か、▽か。
○ではないか?
▽は男性の肩幅を表し、○は女性の体の丸みを…とそんな保健体育で習う第二次成長期の文言みたいなことなのだろうか。
しかしそんな保健体育の文言が世界共通なのかも不明である。
もし○に入って万が一、万が一男性が入っていて尚且つ最中であったらもうWedelカフェつまみ出し追放かもしれない。
どちらだ。
○なのか、▽なのか。
このようなアメリカ横断ウルトラクイズの○×どろんこクイズ形式のトイレは生まれて初めてである。
するとそこに従業員の男性が通りがかった。
ひよこよさんは壁ドンくらいのスピードで男性を止め、
『もし。
これはどちらが女性なんですかいのぅ。』
と尋ねた。
すると男性は人差し指で素早く小さい丸を作りながら
『○や。
○が女性用やで。』
と言って去っていった。
やはり○やったか。
そりゃそうや。
女性は丸いから○や。
正解したひよこよさんは泥んこにもならず、つまみ出し追放もされずに済んだ。
なぜ○と▽で表したのかは不明だが、ブログの読者さんがもしWedelカフェへいらした際は自信を持ってお手洗いへ行っていただきたい。
最後にカフェ入り口にあるチョコを買って行こうかとのぞいてみた。
『疲れた時の自分へのご褒美に…』
と選んで見ていると
お値段がどれも100gで38ズロチ(約1,450円)と強気の骨頂である。
今は疲れていないからご褒美はいらない。
例え疲れていたとしても、そんなもんはレッドブルでも飲んで奮い立たせるが正解である。
そう言い聞かせ、帰りに寄ったスーパーで5ズロチ(180円)のWedelチョコを買ったひよこよさんであった。
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