ポーランド語が分からん。
習ってもいないし、勉強もしていないのだから当たり前の話である。
しかしポーランドもロシアもスラヴ語圏。
ポーランド語とロシア語は同じ単語や似ている単語が溢れかえっているので、その点は運がいいと言える。
しかしである。
もう人々が何語を話しているのか分からないのだ。
ロシアはほぼ100%道行く人はロシア人であり、ロシア語を話した。
なので自信をもってロシア語でぶつかっていいのだ。
だが今は。
この社会情勢のこともあり、
ポーランドにはポーランド人、ウクライナ人、ロシア人が溢れかえっている。
欧米人がアジア人の区別がつかないのと同じで、ひよこよさんも上記3カ国の似通った言語と人々の外見を区別出来ないのだ。
ロシアの時はウラジオストクのおじさんや、
モスクワのげにげにーがいたから話せたものの、
今はもう圧倒的にヒヤリング量が足りていない。
なので、公園や買い物に出かけた時はとにかく耳を大きくして人々の会話を聞いている。
もちろん早すぎて全く聞き取れないが、
ロシア語だけは分かる。
そしてやはり年配な方ほどロシア語を話す人々が多いのだ。
おまりーを褒めてくれたおばあちゃんがロシア語だったので、返したら
『あんたロシア語話せんねや』
と驚かれた。
それならとロシア語で…とも思うのだが、
この昨今、それが相手に気持ちよく受け入れられるかどうかがひよこよさんには計れない。
相手が完全にロシア語の時、
もしくは困った時にだけロシア語を出すようにしているので、やはり若干のラリーが出来る程度にはポーランド語を学びたい。
今は市場やレストランなどでは注文出来るくらいのポーランド語は覚えたが、
質問された時に返せない、こちらの希望のみを伝えるだけの一方通行なのだ。
それはもう会話ではない。
ひよこよさんの相棒はこの本である。
このロシア語版にどれだけお世話になったか計り知れない。
しわしわのくちゃくちゃになるまで持ち歩いた。
しかしこの本はあくまで『旅の指差し会話帳』であって、語学を学ぶためのものではない。
生活のため、少しくらい学ばねば。
調べてみよう。
習得難しい言語
第一位ポーランド語
なんてこった。
しかし3位にロシア語、5位に日本語である。
ロシア語は怪しいが、日本語はもう手中にある。
ここは第一位を見なかったことにして重い腰を上げよう。
基礎でこれである。
7つも格変化がある。
猫の格変化が7つも。
しかしよく考えたら日本語だって
『猫に小判』
『猫がおるね』
『猫はどこにおるん?』
『猫の毛はもふもふ』
などたくさんの格変化があるやないか。
そうやそうやと思ってもう一度腰を上げる。
何か規則性あるかいな、とスクロールした時である。
女性名詞と中性名詞…!
ここにはないが男性名詞もあるのだ。
しかもこれは単数形なので、複数形の場合もある。
ロシア語も3つの名詞に分かれていたが、
ひよこよさんは単語の始めを強めに言って、何となく語尾を誤魔化す戦法…
『立ち合いは強くあたって、あとは流れでお願いします』
のフレーズでお馴染みの『大相撲八百長メール』戦法でやってきたのだ。
名詞が3つに別れていて、さらにそれが7つの格変化…
主格生格与格に対格造格、前置格呼格…
日本語マスターなはずなのに、『生格』も『造格』も聞いたことない。
ひよこよさんは打ちのめされた。
8つめの格、『失格』である。
子どもたちも夏休みなことであるし、
語学は少し先延ばしにしよう…と筆記用具を棚にしまうひよこよさんであった。
よろしくおねしゃす。
**いつも読んでいただき、ありがとうございます。
皆さんからのいいね!やコメント、フォロー登録などなどがとても励みになっております。
投稿のお知らせやたまに記事を載せるインスタアカウントはこちら↓
こちらもよろしくおねしゃす。