ルーターの配線をしまう工事をすべく、業者がやってきた。





ポーランドはほぼ土足文化なので、今回は使い捨てのシューズカバーを履いてもらった。



シューズカバーは日本から持ってきた。

もちろん中国製だが、ネットで買ったら想像以上に中国を出してきたシューズカバーである。





たいそう立派な工具箱を携えた彼は、

到着するなり何かを探していた。





ずっと探してる。





『…鉛筆と定規忘れたわ。
貸してくれんか。』




こんな立派な工具箱なのに唯一必要な鉛筆と定規を忘れた修理工は、

ひよこよさんの30cm定規で作業を開始した。




金髪ショート前髪立ち上げ女の兵藤ユキでお馴染みの我が家の大家、ユキ姐は


『ルーターのケーブルしまう箱が必要やろ』


と言っていた。




箱とは。




ケーブルも自分たちでまとめたら↓このくらいにはなったことであるし、

玄関前なのもあってコンパクトな箱であれば嬉しい。





むしろもうこのままでも不足はそんなにしていないのだ。



しかし業者はまた、北極海の珍獣•イッカクを思わせるドリルで穴を開け始めた。





なぜ業者はみな壁に穴を開けるのか。



家を借りている身であるが、もう穴を開けないでほしい。


その穴から蜘蛛が出入りして家の中に巣をこしらえたりするのである。

いつも掃除の時に壁の角の蜘蛛の巣をくるくると巻き取っているのだ。



しかし前回壁に穴を開けた業者と違い、

素晴らしいのは穴から出る粉塵を下に落とさぬように工夫していることである。





穴の下に袋を持って、そこに粉塵を入れるというファインプレーである。




なぜ壁に穴を開けるのかは分からんが、

この業者なら丁寧な仕事をしてくれると信じて子どもたちの昼食を作るため、

ひよこよさんはその場から離れた。




しばらくすると、



『終わったから帰るな。

さよならやで。』


ど声を掛けられたので見に行った。





ひよこよ郵便局

ポーランド支店




これならない方がよかったのではないか。

壁に穴を開けてまで、このご機嫌ピンクの壁とは合わないサラシ木目のでかいポストを装着する意味はあったのか。



すぐに旦那に報告した。





『取ってもらってくれ』

と言われても、業者は満足度100%の顔ですでに帰って行ったのだ。



本日よりひよこよ郵便局が開局いたしましたことを、皆さまにご報告いたします。



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