さぁ、ひよこよさん家の大移動である。






22時35分発。

成田空港第一ターミナル、南ウィングの最終便がワルシャワ行きである。



家も引き払ったので自宅を空っぽにするべく、

荷物は『手持ちか捨てるか』の2択に迫られた。



『いるかも使うかも』

とどんなものでも決断がつかない時もあれば、

『こんなもん全部捨てたるわ』

とスーパータイムに突入し、全てを投げ捨てる無双状態に入ることもあった。



そんな無双状態を潜り抜けた精鋭たちがこちらである。





預け規定MAXのスーツケースが3つ、
機内持ち込みのスーツケースが2つ、
詰め込み過ぎて2度と開かないバッグが5つと
おまりーのキャリーケース。


これをロシア赴任時は乳飲子に毛が生えた程度であった息子たちを、今や戦力と見越して運ぶ。


今回の往路はありがたいことに
『達者でなフライト』としてビジネスクラスで行くことが出来た。


エコノミーではスーツケース1つに対して23kgが上限であるが、
ビジネスは32kgまでと増える。

とはいえ32kgが上限といっても意外にそんないかないもので、
結構詰めた感があっても25kg前後が関の山である。



19時30分。
チェックイン開始。





『お客様、35kgです。』




超過してた。





速攻でスーツケースを開けて3kg分の荷物を出さなければならない。


高速で往来するテニスボールを見るウィンブルドンの観覧客のごとく首を動かし、

取り出せる荷物があるかスーツケース内を凝視する。



これだ。







使いかけの米袋3kg。



ぱんぱんで弾け飛びそうな手持ちボストンバッグ5個に加え、手持ち米袋3kgが仲間入りした。






疲れた。




家を出るまで掃除をし、大荷物詰み車組と電車組に別れて成田へ着いた。



ひよこよさんは電車組であったので、猛暑のなか汗だくでたどり着いたのだ。



でもひよこよさんには希望がある。





ラウンジでシャワーを浴びられるのだ。




ビジネスクラスで使えるANAラウンジのシャワー。

汗だくの体を流して、着替えて15時間フライトに臨むのだ。




ひよこよさんはお風呂が大好きである。


暇さえあれば入りたい。

温泉旅行に行けば、チェックインしてまず入る。

ご飯前にも入ってご飯後にも入る。

そして寝る前にもう一度入って、早朝にも入る。



ひよこよさん家のしずかちゃんなのである。




なので汗だく移動に加え手持ち米袋の後はシャワーが必須であり、

『数年間お世話になるざますわね』

ときれいな体でワルシャワにご挨拶したい。



ラウンジに入ったら速攻でシャワー予約だ。










くっっっっそ






ノーシャワーでフィニッシュジャパンである。





これから始まる本気の豆鉄砲。


皆さま、ポーランド編をよろしくおねしゃす。




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