「あっひよこよ、
ちょっと待ってクダサイ。」



げにげにーが言った。





子どもたちを学校へ送り、家に着いたので車を降りようとした時のことだった。



「ちょっと3分、3分ダケ。
これを見テ。
全部見てってクダサイ。」


そしてげにげにーが見せてきたのがこれである。


(どうか皆さんの3分をひよこよさんに下さい。)



…しっかり見た。

しっかり、3分、全部見た。



そしてひよこよさんが口を開く前に、げにげにーは言った。


「それではまた、あとデネ。」


そう言い残し、クールに去っていった。






なんやねん




半ば呆然に近い感じでエレベーターに乗る。



なんやったんや…
なんで何も説明なしに去っていったんや…



頭に残る、『おいさてぃっおいさ〜』の小気味よい音楽。


華麗に舞う、剣と女性…時々おじさん…。


頭から離れない、おいさ〜…。


料理中に菜箸でちょっと剣のように振ってみる…。


そして、おいさ〜…。




何の呪いをかけたんや、
げにげにー。





そのあと彼に会ったが、この件に関しては何も口を開かなかった。



まじでなんやねん…。



よろしくおねしゃす。






**いつも読んでいただき、ありがとうございます。
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独自で調べたところ、コサックの町として知られるクバンという所の舞でした。
『クバンのコサック』というソ連時代に映画が作られ、現在もコサックダンスの伝統を守っているようです。


しかし何故急に見せてきた、げにげにーよ。


これからもよろしくおねしゃす。**

インスタグラム『ひよこよさんの世の中くそだらけ。』もおねしゃす。