シャワーヘッドがもげて、ホースでお風呂に挑みサバイバル値が上がったひよこよさん家。
が、ホースに慣れるよりも早く新しいシャワーヘッドをお迎えしたい。
ホースの強水圧で脳天を直撃し、風呂上がりにラピュタのロボット的なフォルムになっている自分と早く早くおさらばしたい。
修理せねば。
夫経由で会社に伝えてもらうと、派遣されてきた修理工は…
げにげにーだった。
修理まで請け負う男、げにげにー。
(おまりーは洗面所に置くと静かなので待機。)
「ひよこよ、詳しいサイズが分かりましたヨ。
明日シャワーヘッドを買いに行きまショウネ。
あと電球切れてましたカラネ、それも一緒に買いまショウ。」
そして翌日一緒に買いに行く。
なんて頼りがいのある神々しい背中。
数多あるシャワーヘッド。
「たくさんありますけどネ、
こう言っちゃなんですが全部一緒デスヨ。
水なんて出りゃいいんデス。
フィルター付きもありますけどネ、
本当にそれがフィルターかなんて誰も分かりマセン。
フィルターは高いだけ、なくても大丈夫デス。」
と言うげにげにー。
疑心暗鬼になりながらもフィルターはさよならフィルターとなった。
「次は電球デスヨ。」
と言うやいなや、箱を開けて電球を取り出すとオレンジの機械に挿し込んだ。

そして真ん中にある緑のボタンを押すと、電球がピカッと点灯したのだ。
「これは電球がちゃんと点くか確かめるものデスヨ。
なかには最初から粗悪なものや、
ひどい人だと電球を買いに来て箱から新しい電球を出して、古い電球と中身を交換していくという話もありマス。
なので私たちはこの機械がある時は必ず確認シマス。」
なんと…
今まで何も気にせず購入していた電球ひとつにもそんなことがあったとは。
ロシアに来てもうすぐ3年、まだまだ知らないことばかりである。
そしてシャワーヘッド設置まで請け負うげにげにー。
シャワーヘッドから出る水は四方八方を向いている箇所があり、
「粗悪品デシタ。」
とだけ言い残してげにげにーは去っていった。
ロシア人と一緒に買いに行っても粗悪品にあたる。
もう四方八方向いていてもいい、ホースの一方でなければ…。
サバイバル値はこれからも上がっていく。
よろしくおねしゃす。
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鬼の形相。
何かあったんやろか。
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