4月1日。
ひよこよさんの次男(3歳)の幼稚園初日であった。
事前に一日体験入園をし、入園が認められれば契約書にサインを…という流れであり、次男は泣いたもののどうにかパスした次第である。
ロシアでは秋が新年度となるため、4月は特に日本のような『入園感』などさらさらなく、ことさら『転入感』を出しての入園。
人生での最初の節目であろう、『入園式』の立て看板の前での写真もなく、次男はするっと入園したのであった。
一日のスケジュールは、
園到着
↓
朝ごはん
↓
お絵かきor歌
↓
フルーツ
↓
お外遊び
↓
お昼ごはん
↓
昼寝
↓
おやつ
↓
お迎え
という。
『なんか知らんがよう食べさせますね』
というスケジュールなのだが、
比較的ロシアでは一般的なメニューである。
長男(6歳)の通うインターとは違う幼稚園のため、送りも迎えも二ヶ所となるわけである。
が、1日約6時間が自由な時間など6年ぶりが訪れることにひよこよさんは浮き足立っていた。
そう、例えスーパーでブロッコリーを買おうとしたらこのようなブロッコリーしか売っていなかったとしても、
『あ、夏に向けて白シャツ買うたろ。』
とシャツを選ぶも全部襟の所にファンデーションが付いていたとしても、
『今日のお昼はお惣菜のシーフードピラフにしたろ。』
と買ってきたシーフードピラフの海老が小指の爪の大きさもなかったとしても。
そんなことなど気にならないほど浮き足立っていた。
しかしお昼を過ぎた時であった。
『あかんわ。
次男さん「ままー」言うて泣いとるで。
早めに迎えに来られんか?』
という連絡が担任のMiss.Vから来た。
OH,No...
「1時間以内に行きますわ。」
とげにげにーを招集し、急いで幼稚園へ。
着いたら着いたで
「今泣き疲れて寝てもーてるから、少し待っててな。」
とMiss.V。
それなら呼び出さんでも大丈夫だったんでないですかいのぅ…。
むしろ『泣いたらママを呼んでもらえる』と次男が思ってもうたら厄介なんでないですかいのぅ…。
という心の声をぐっと押し込み、次男を回収。
「初日やしな。
集団生活、初めてなんやろ?
しかも言葉も分からんしな。
仕方ないよな。
しばらくこういうことがあるかと思うけど、明日もトライしよな。」
とMiss.V。
優しい先生である。
浮いていた足をしっかりと地につけて、次男と幼稚園をあとにしたのであった。
よろしくおねしゃす。
**いつも読んでいただき、ありがとうございます。
皆さんからのいいね!やコメント、フォロー登録などなどがとても励みになっております。
この後帰ってきた長男が次男に、
「泣いちゃったんだって?
この後帰ってきた長男が次男に、
「泣いちゃったんだって?
そうなんだよねぇ、分かる分かる。」
と言っていました。
長男が神に見えた瞬間であった。
これからもよろしくおねしゃす。**