先月、おまりー(ポメラニアン7歳)のトリミングに行った時のことである。
『今日この子を施術をしててな、歯が気になってん。
歯石取りしようか。
いつする?今する?次回にする?』
とトリマーさんに言われた。
『歯石除去はしない』という選択肢はなく、選べるのは今か今でないのかという二択であった。
…歯石除去。
日本の時の動物病院の先生に
『歯石除去は全身麻酔をしなければならないから、それこそ1日がかりで費用も安くなく、麻酔にも色々リスクがある。歯はお大事に。』
と言われたのを覚えている。
覚えているからこそ歯磨きもしてはいたが、歯石は容赦なく出来た。
急な話に恐れおののき、トリマーさんには
「…次回でおねしゃす。」
と言うほかなかった。
トリミングサロンで全身麻酔は考えにくい。
歯石除去の施術時間を尋ねたところ、
『40分あればええな。
費用は3000ルーブル(約5700円)やで。』
と返ってきた。
歯石除去に40分だと…!?
そして昨日のトリミング。
意を決して、
「いつものカットと…歯石を取ってほしいんす。」
とおまりーを預けた。
シャンプーとトリミングと歯石除去で2時間半あれば十分だという。
めっちゃ仕事早い。
そしてトリミングの仕上がり。
いつもながら素晴らしい仕上がり。
耳の丸さがかわいい。
そして気になる歯石除去。
おまりー、口見せて。
めっちゃつるつる。
東幹久も感服するであろう歯の白さ。
そして嘘みたいになくなった口臭。
人間が歯医者さんで歯石を取るのだってガリガリして若干血が滲むのに、動くに違いない犬でこの仕上がり。
全身麻酔もせず、短時間で一体どんな施術をしたのか謎に包まれているがとにかく全ての歯がつるつるに。
『施術後2時間は何も与えないように』
と言われたあたり、フッ素的な予防までしてくれたのかも知れない。
人間にも出来ないものなのか。
よろしくおねしゃす。
(おまりーのサロン『PUFFY GROOM』
たまーに英語が出来る店員さんがいる)