ロシアにはウズベキスタンやカザフスタンなどの中央アジア諸国から入ってきた食べものがたくさんある。


その中で、おそらくお米系のロシア内人気No.1が『плов(プロフ)』だろう。



(画像はネットより引用。)



ピラフではない、プロフである。

中央アジア版ピラフが『プロフ』。


5歳の長男がこのプロフが大好きで、外出先でもプロフを注文する。


そして昨日、バターチキンカレーを食べている時に長男が言った。


「ママ、プロフ作って。」


大方バターチキンカレーを食べていてふとプロフを思い出したに違いない。


だがプロフなるものを調べてみると、
作れないものでもなさそうだ。



さて、久しぶりの。



【ひよこよきっちん③:プロフ】


(今回は大人4人分にお釣りがくる程度)


*人参                             大2本
*玉ねぎ                         中2個
*にんにく                      2片分
(今回は桃屋さんのきざみにんにく)
*お肉                     お好きなだけ
(今回は牛。羊でもOK。鶏モモも可。)
*お米                             500g
*塩                                 適量
*クミン                          大体小匙2弱
(シードでもパウダーでも。
でもパウダーがおすすめ。)
*油                                100ml
*水                                1L





中央アジア諸国といっても味は様々。

ゆで卵が丸ごと何個も入っていたり、
にんにくが皮ごとごろごろ入っていたり。

今回はハードルが低くくない、最低限の材料で作ってみようと思います。



それでは工程をば。

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①、お米は研いで水に浸しておく。

玉ねぎは粗みじん切りに。

人参はお好きな大きさで。
(本当は短冊切りなのですが、子どもたちがスプーンですくいやすいように今回はさいの目切りに。)

お肉は一口大に。



②、油を全て投入し、にんにくを入れてから火をつける。
にんにくの香りが油に移って準備万端になったら、弱火で玉ねぎを炒める。

そりゃあもうじっくり。
半透明になるまで。




③、玉ねぎが半透明になったらお肉投入。
角切りの場合はきちんと全ての面に火を通す。




④、お肉の色が変わったら、人参を入れる。
ここも人参が柔らかくなるまでじっくり炒める。




こんな感じになるまで。
大体20分くらい。




⑤、思い切って水を1L入れる。
ここで中火寄りの弱火で30分煮る。




30分後、こんな感じになる。




⑥、蓋をするようにお米を乗せる。
水分はお米をひたひたにする量。
足りなそうなら少し足してもOK。

お米を乗せたらかき混ぜない。
15分間もう触らない。
蓋もしない。


水分少なめだったので、この後ちょっと足しました


⑦、クミン(シードの場合は手で潰す)を
ふりかけ、好みの味なるまでお塩で調整。





 ⑧、蓋をして蒸らしたら完成!





調味料はクミンと塩だけ。
じっくり炒めた玉ねぎと人参が甘くてすごく美味しい。

子どもたちは食べづらいのかもしれないが、やはり人参は大きめの方がもっと甘さを感じられるのかもしれない。



時短だ時短だと言われているこの時代に
逆行するくらいの手間と時間。


でもこの手間と時間をかけるからこそ、
長男から
「お店の味だ!」
という感想をいただけたのでごわす。



たまにはじっくりことこともいいもんだ。



よろしくおねしゃす。



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ちなみにお店にはプロフの素なるものがたくさん売っています。


が、これ一袋でお米1kg用なのと、
作り方がロシア語でおちょんちょんなのです。


これからもよろしくおねしゃす。**

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