「ひよこよ、Корюшкаは食べたか?」
おじさん(ロシア人)が聞いてきた。
「Корюшка(コーリョシカ)…?」
「魚だよ。氷に穴を開けて釣るんだ。
小さな魚が列を連ねて釣れるぞ。」
「あぁ!ワカサギかな。」
調べてみると、やはりワカサギと出た。
「Корюшкаは揚げると美味いんだ。
ほら見てくれ、この写真!
美味そうだ!!
うわー!!俺もう写真見られねぇよ!」
…『見た方がいいのかそうでないのか、どっちやねん…。』
と思いながらも写真を見た。
なるほど、ウラジオストクでも焼いたり揚げたりと日本と同じ調理法らしい。
確かに美味しそうだし、何よりロシアでまだ魚は食べてない。
食べたい。
食べたい食べたい…ワカサギ食べたい。
「どこで買えるの?」
おじさんに聞いてみた。
「市場にも勿論並んでるし、インターナショナルスクールの近くに漁師もいる。
漁師からなら、朝に獲れたてのКорюшкаが買えるぞ。
今から通るから寄ってみよう。」
今日の夕飯は朝獲れのワカサギかも知れない…
そう思うと体が揺れるほど心が踊った。
しばらくして、おじさんは路肩に車を止めた。
「着いたぞ。
ほら、そこにある。」
いかつい漁師の愉快な手売りである。
−20度近い外に出されて魚もカチコチである。
朝獲れも関係ないやないか。
朝に獲れても自然に冷凍、それがロシア。
聞くところによると、どうやら漁師の彼は朝5時から魚を釣り、昼からここで売っているらしい。
動揺が少し隠し切れなかったが、購入。
たっぷり1kg、驚きの100ルーブル(200円)。
1kg200円!!!
ワカサギを塩もみし、軽く下処理して…。
揚げる。
美味しい!!!!
ワカサギの唐揚げがロシアで!!!
魚…嬉しい…。
漁師さんからでなくても、この季節は市場にもたくさん並ぶそう。
ぜひ、カルシウム不足改善にどうぞ。
よろしくおねしゃす。
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余った唐揚げは南蛮漬けにしました。
一度で2度美味しいワカサギ。
ありがたくいただきました。
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