こんにちは。
先日お話した、フロアの悪臭騒ぎ。
悪臭解決から時は経ち、昨日次男をベビーカーに乗せて買い物へ行った。
「…何かくさないか。」
夫が言った。
「そう?分からんけど…」
と答えた瞬間、鼻につくにおいがした。
…私はこのにおいを知っている。
フロアの100万分の1くらいのにおいだが、間違いない。
…ベビーカーからだった。
フロアにあったベビーカーの布地がにおいを吸収してしまっていた。
しかも取り外しが効かない、洗えない箇所である。
…次男は2歳を過ぎた。
ベビーカー卒業か、今からまた買う必要があるのか、その場で緊急で夫婦会議が行われた。
今から新しく購入することを渋る夫。
…いやいや夫よ。
このばかやろうちゃんめ。
これから長男のプリスクールは秋休み冬休み春休みを迎える。
しかも秋休みは今月だ。
その休みの間、子どもたちを連れて歩くのはひよこよさんである。
手を離せば兄弟逆方向に走り去るこの子らを、ベビーカーなしでどう暮らせと言うのか。
ひよこよさんは力説し、見事再度購入する権利を勝ち得た。
軽めのベビーカーを急遽購入し、旧ベビーカーとの別れがやってきた。
…思いの外つらい。
この感情はなんだろうか。
長男の誕生前に買い、3歳まで乗り、どこへ行くにも一緒だったベビーカー。
次男が産まれ、とうとうロシアにも来た。
今まさか来るとは思わなかった急な別れに、ひよこよさんはかなり動揺していた。
胸に来るものがあった。
このベビーカーとて、まさか自分がロシアで捨てられるとは思ってもみなかったはずだ。
この予想外の引退に申し訳ない気持ちでいっぱいである。
「今までありがとうね」
捨てる時、そう言ってベビーカーを抱きしめた。
…くっさ。
新たなベビーカーと苦楽を共にする時が来た。
無論、猫からの恩返しはまだない。
よろしくおねしゃす。
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ほんとは捨てたくなんかなかったベビーカー。
しかも家の窓から捨てたベビーカーが見えるんす。
これがまた切ない。
これからよろしくおねしゃす。**