こんにちは。
駐車場の仕切り線とは一体なんぞやと考えさせてくれる国、ロシアはウラジオストクからお届けするひよこよブログ。
ひよこよさんはポップコーンが好きだが、次男は果物が好きである。
ポップコーンほどではないが、果物も大好きなひよこよさんにとっても「次男も食べるから」という免罪符のもと果物を買うことが出来るのでとてもありがたい。
なので昨今の若者の車離れ、テレビ離れに続き果物離れはとても悲しい。
ウラジオストクに来るにあたって不安なことのひとつは「美味しい果物は多くないのではないか」ということだった。
子どもたちのために実家から送られてきたシャインマスカットやいちごなどを美味しそうに頬張る次男を見て、「今のうちやで…食べ溜めしとくんや…」と常々思っていた。
しかし蓋を開けてみればウラジオストクにはたくさんの果物がある。
残念ながら自国ロシア産の果物を見かけることは少ないが、日本では手を出さなそうなカザフスタン、ベラルーシ、南アフリカ、トルコなどからたくさん輸入されている。
韓国産の梨も食感は荒いけど甘かった。
そしてこの間、こんな果物を見つけた。
…いいね。
ひよこよさんはでこぽんが好きだ。
皮がむきやすいし、中の皮も柔らかくて食べやすい。
ひとつひとつ傷もなく、色も鮮やかでとても美しい。
しかも柔らかくて食べ頃。
そして気になるペルー産。
日本の国産の果物に勝るものはないけれど、色んな国々の果物を食べられる機会もそうそうない。
これは買いだ。
買い方については↓のブログにてご紹介。
ということで、買いたい分だけ袋に入れて測りに乗せ、「93」のボタンを押す。
え?なに?
こんなことある?
93だけないとかある?
「えぇー…」
と立ち尽くしていると、通りかかった知らないおじさんが、
「大丈夫だ。なくてもいいんだ。押してみろ。」
と。
「なくてもいいんだって…全然よくないでしょ。」
と思いながら何もないボタンを押すと、ちゃんと値札シールが出てきた。
おじさんにお礼を言うと、
「いいんだよ、ここはロシアなんだ。」
と言って去っていった。
疑心を捨て、屈せず清らかな心でボタンを押す者だけに与えられるでこぽん。
ひよこよさんはまだまだ未熟者であった。
ロシアで暮らすには疑念を捨てるべし。
よろしくおねしゃす。