こんにちは。
さてさて前回のルースキー島の続き。
『じゃーお弁当食べよっか!』
とレジャーシートを敷きます。
今しがたまで一緒にいたおじさんが消えて
いたので、おそらくその辺へトイレに
行ったのでしょう。
空気を読んで、あえて何も聞きません。
レジャーシートにお弁当を広げていると…
えっ…
次男の乗ったベビーカーの後ろにキツネ。
キツネ…。
近づいて来ちゃった…。
今ひよこよさんの頭の中は膨大な数の
こびとひよこよが緊急会議を開いています。
『可愛いとかそんなレベルの話じゃない。
肉食か?
君は肉食なのか?
いやいや痩せこけてんじゃん。
あきらかにお腹空いてんじゃん。
空腹キツネ、満を持しての登場やん。
狙いはなんだ、弁当か?
子どもたちを騒がせてはいけない。
特に『こっこまっでおっいでー!』とか
言っちゃってる長男。
噛まれたら死一直線。
そんなのもうウラジオ死トクじゃん。
とりあえず子どもたちを後ろに…。』
これを一瞬で考え、緊急会議の結果
『弁当はどうでもいいから、子どもたちを
全力で死守』
という結論に満場一致。
背中の後ろに子どもたちを隠します。
おじさんどこ行ったんだ!!!
トイレ長過ぎるでしょうよ!!!!
何となく野生動物とは目を合わせちゃ
ならないような気がして、節目がちに
距離感をはかりつつ、警戒MAX。
そこへ
『おお、キツネじゃないか』
と現れたスッキリおじさん。
最初は暖かい目でキツネを見ていましたが、
自分の手作りランチの袋に顔を突っ込まれ
さすがに追い返してくれました。
さよならキツネ。
ズートピアだ何だと可愛いキツネでも
野生動物は野生動物。
手出しはしちゃいけないとひよこよさんは
思います。
肉食動物ならなおさら。
そして久しぶりに自分の母性を再確認した
出来事でした。
お弁当を無事に食べたあと、お散歩をして
いると度々出会う、こういった要塞。
ところどころにトンネルがあります。
これが全体像。
ルースキー島にはこういった防衛のための
要塞がたくさんあります。
ロシアに来て初めて乗れたバスに長男は
大喜びでした。
水族館に入らずともこんな素敵なお散歩が
出来ます。
今回はお散歩だけでしたが、それでも十分
楽しめました。
ここは夏に頻繁に通うでしょう。
それではまた。
よろしくおねしゃす!