こんにちは。
今日買ったお惣菜の中にビニールが入って
いても何とも思わない鋼の口内を持つ女、
ひよこよです。

今日は考察してみようと思います。

ウラジオストクにたった1ヶ月ちょい滞在
しているだけのひよこよさんが考察なんて
おこがましいかもしれませんが…。

それでも日々接していると思うことが
あったりするもんですわ。

ということで考察。


まず、一度外出すると絶対に誰かと話す
ことになるのがロシア。

日本だと買い物にしても何にせよ、
外出しても一言も口を聞かなくても済んで
しまうことも。

でもロシアはそんなことない。
ひよこよさんが女性だからもあると思う
けど、一度外出すると必ず誰かと話します。

例えば買い物。
いつものスーパー、サンベリーにて。

じゃがいもがほしいけど、どれもこれも
じゃがいもから芽が出ている。
奥のを掘り返したり、迷っていると

『どうしたんだい。いいのがないのかい。』

とおばちゃんが話しかけてきます。

『Да(はい)』

と言うと、またおばちゃんが話します。

とはいえまだ滞在1ヶ月のひよこよさん。
早口のロシア語は全く聞き取れず、
何となくで会話します。

おばちゃんが『уксус(酢)』と言ったのだけ
聞き取れたので、おそらく
『傷んだ野菜は酢漬けにでもしなさい』
と言ってくれたのでしょう。

魚でも野菜でも、何でも酢漬けにしちゃう
のもロシア流。


さらにもやしをカゴに入れた時も。

『それどうやって食べるの?』
といきなりおばちゃん登場。

『炒めたり、茹でてサラダでもいいです。』
と片言で返します。

すると下唇を出して肩をすぼませながら
自分のカゴへもやしを入れるおばちゃん。


このように、いきなり話しかけてきます。
(幼児連れだとさらに確率が上がる)

自分が聞きたいと思えばすぐに口に出し、
言いたいことがあったら即座に言う。
そして解決すれば何事もなかったように
去っていく。

それがロシア人。

この世の終わりみたいな顔でレジを打つ
女性。
聞いてるのか聞いてないのかさえ不明な
ファストフード店の店員さん。
『あなた今ここで何の仕事してるの?』
と聞きたくなっちゃう男性。
そんな彼らも子どもには本当に優しい。

先ほどまで鬼の形相でレジを打っていた
女性も、長男が
『ぱかー(ばいばいの意)』
と言うと途端に顔をほころばせ、手を振る。

そんな店員さんの笑顔を見られた日は
何となく得をした気持ちになります。

買い物カートに子どもを座らせるとき、
足が引っ掛かると必ず通りすがった
ロシア人が子どもの足か、カートを支えて
くれる。
少しの段差なのにベビーカーを持ち上げて
くれる。

彼らの聖飢魔IIのような顔のすぐ下には
本当に本当に優しい顔が隠れています。

今ひよこよさんが常時バッグに入れている
のが、この3冊。

どうしようもない時は翻訳アプリを。
でも電波がなければ使えないこともある
Googleトランスレーター。
やはり少しは話せるようにならねば
おちおち買い物も出来ませぬ。
通りすがりに助けてくれた人にもお礼が
言えませぬ。

しかしこれだけ毎日接していると、
ちょっとずつ、ちょーっとずつですが
ロシア語も覚えられるもので。
ほんとーうに片言ですが。
『ひよこよ、翻訳アプリ使わなくても
話せるじゃないか!』と
おじさんに言われた時は嬉しいものでした。
でも何よりおじさんと話していることが
一番の勉強です。
やはり単語が物を言うので、とにかく
単語を覚えなければなりません。

日常だけれども、日本人からしたら非日常。

お惣菜に小石が入っていたとしても、
ビニールが入っていたとしても、
お菓子の封を開けたら謎の紐が出てきたと
しても。

それはもはやロシア流の『おまけ』みたい
なもん。

愛すべきことやものが多い国なんだと、
ひよこよさんは思うことがあります。

日々豆鉄砲を食らいつつ『え?』みたいな
感じでブログをしたためていますが、
敬意をはらうことを忘れずにこれからも
過ごしていこうと思います。

今日はこんな感じですいやせん。
よろしくおねしゃーす。