いつからか、ダンスが負担になってた。

金銭的な事は、もちろんだったし、旦那には、内緒だったし。

私の人生から、ダンスが無くなっても、もう良いやって、

半分思ってた。

だけど、半分。


頑張ってきたラテンを辞めて、

スタンダードに絞り出してから、

少し、楽になった。


先生が、又、菩薩のようにいつも笑みを讃えてる人で、

一緒に踊って頂いてると、

つきものが、おちていく気さえする。


色々、苦労をされてきた人だからかな、

ダンスに深みと円熟みがある。


もう、ここで、踊れればそれで良いと、思える。


先生と踊れても、

それは、先生の手腕のなせる技で、本当に踊れてるわけではない。

と聞く。

リードって、なんだろう?

実は、あんまり理解できてない。

そんな事に、ずっと悩んできてた。


でも今、そんな事が、どーでもいーくらい、

楽しいと、思えてきた。


ドラマの中で、水商売を長くやってきてる女性が、

私も、この商売を始める時、向いて無いから辞めた方が良いって、

色んな人に言われたのよ。

だけど、長い間やってると、なんとなく、どうにかあってくるものなのよ。

って言う、シーンがあった。


なるほどねーって、思う。


上手くなりたいなりたいって、

一時は、思い詰めて、どうすりゃ良いの?状態だったけど、

ふと、気を抜いてみると、

ちゃんと楽しめるくらいの要素は、持ってた。

上手くはなれてなくても、それは、学んできたもののおかげ?かな。


それが、誰でも、先生となら、踊れると言われる程度のものでも、

自分が、楽しけりゃそれが一番大事。