もう、あの子が、逝って三か月以上。

秋風の冷たさが、少しずつ忍びよるたび

寂しさが、舞う。

舞い落ちる先が、あったり、無かったり、、、



あの子を、見送った夜、眠れずに、

何度も、トイレに行ったり、

飲み物を、飲んだりしてると、

次男が起きてきた。


ごめん。おこした?

嫌、寝てない。

そうかあー。

腹減った。


普段は、夫婦二人。

すぐに、食べれる物もない。


マッ◯でも、食べに行こうか?

と、聞くと、行くと。

ほんとは、お腹なんか、減ってなかったんじゃないかなあ、、、

次男は、気持ちの持って行き場に、困って、

空腹と、言ったんじゃ無いかと、思う。


午前三時、まだ寒く、明けてない道を、

親子で歩く。

きっとこんな時間だし、

店は、だれだれで、食べものも、

出てくるのに、凄く時間がかかるんだろう。

なんて、勝手に、思いながら、店に着いた。


店は、昼と変わらないくらい、活気があり、

綺麗に、清掃されていた。

頼んだ、ナゲットは、熱々で、

まもなく、出来てきた。


クルーは、きびきびと、働いていた。


それを、見ながら、

何だか、凄いなあーと、思った。


私達は、たまたま、こんな時間に、

わけありげに、訪れたけど、

ここで、こうやって、日常を、

午前三時に、働いて、生きてる人がいる。


次男と、二人で、

このナゲット、めちゃくちゃ上手いなあー。

今まで食べたなかで、一番やなあーと、

食べた。

 

あの子を、思い、哀しい時は、

あのナゲットを、思う。