友達が、京都の大学に入った。

彼は、もの凄くカッコ良くて、クールだった。

でも、何故だか、🐤は、仲良しで、

一緒に帰ったり、本の貸し借りをしたり、

ラーメンを食べに行ったり、一緒に勉強したり、、、

 

でも、🐤は、綺麗な彼の横顔を、こっそり盗み見てた。

 

卒業して、もう会うこともないのかなあーと、

思っていたら、2、3度電話があって、

映画に行ったり、カラオケに行ったり、ショッピングをしたりした。

 

でー、思い切って🐤、

 

桜が見たい!と、言ってみた。

 

友達というカテゴリーの私達、、、桜をみるのは、恋人同士のする事、、、

良いよ!と言ってくれたものの、桜が散りはじめても、

電話は、無かった。

そりゃそうだよねーと、思ってたら、電話があった。

 

ねえねえ、もう、桜散ったよーと、

ぶーたれる🐤。

 

京都から山道をどんどんあがっていく。

1時間以上、走ったかなあー、急に目の前に立派な、山桜があらわれた。

 

もう、言葉も出ないくらい、嬉しかった。

そうか、そうかー、🐤のためにー?こんな桜を、見つけてくれたのねー。

 

で、、、二人は、めでたく付き合う事に?は、ならなかった。

 

なんでだ?なんでよ?

友人にも、付き合ってたんだと思ってたと言われた。

 

ひょっとして〜、だけど〜

手を差し出されて、悪ふざけで、空手の技みたいにねじふせたからあー?

 

恥ずかしかったからなのにー。

 

毎年、桜の時には、思いだす。