引っ越しまで、三週間。
明日、ダンボールが届く。
急に慌しく感じる。
引っ越しが決まった時は、
哀しかったが、
まあー、歌のセリフじゃないけど、
こんな暮らしが、長くは続かないと、
気持ちのどっかで思ってた。
交通の便が良い所に住んだ分、家が狭い。
最初は、東京に住めるか、様子見だった。
段々に、ワンも、なじみ、
都心でありながら、緑も豊富。
ワン友や、飲み友も出来た。
フルデモ、ミニでも、プロアマ競技も、経験した。
財布の紐は、ついつい、緩み
こんなんじゃ、あかんよなあー、
老後に蓄えんとーーーなんて、チラチラ思いながらも、
東京にいれる間に、やりたい事をやらなっきゃ、なんて言い訳。
息子達が、独立して、余裕があると思ってたけど、
使ってるお金は、はるかにそれを超えてた。
それ→大学の学費、下宿代、仕送り。
主人も、後四年で、役職を外れる。
そうなると、給料は、大幅に減るらしい。
今のようなレッスンは、受けれないし、
デモ三昧なんて、日がくるような、立場では無い。
コロナ禍で、ダンスの世界も変わるかと、思ったけど、
やっぱり、変わりそうに無い。
人前で踊るのは、好きでは無いけど、
先生と、デモを作り上げていくのは、とても楽しいし、
ドキドキするし、ワクワクする。
でもそれだけに、
一度、そこを知ってしまうと、
自分自身も、デモが無いと、物足りなく感じるだろうし、
やる気も削がれるんじゃ無いかと、思う。
今みたいに、まだ、十二分に身体が動き、
痛いところがないという意味だけだけど。
微量でも、進歩を目指して、感じれるうちは、いいが、
後、10年、20年後も、
踊っていたいが、デモをするお金は、無いってなって、
レッスンしてても、なんだか、堂々巡り。
やる気が無くなるって、
充分、想像できる。
とにかく、この世界でかかる費用は、
結局、正直、半端ない。
でも、地元に帰ったら、良い機会だから、
自分なりに、しっかり考えて、
費用を組みなおそう。
今は、この機会があって、ほっとしてる。